表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
漆黒の剣帝は変貌した地球で無双する  作者: ソラリオン
第1節 迷宮

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/72

15話

昨日は更新するの忘れてました。誠に申し訳ありません。



優月視点



僕は白い虎が出現したと同時に《看破》を発動する。



________________________

 

名前 : 琥珀

性別 : 男

種族 :白虎

職業 :

Lv : 58

技量ランク : A+


スキル : 爪術lv.10 気配察知lv.6 威圧lv.9 体力回復lv.8 魔力操作lv.9 魔力感知lv.7 危機感知lv.9


マスタースキル :身体強化lv.5


ユニークスキル : 月の加護 蒼雷 再生


称号 : 四獣 聖獣



________________________




想像以上に強かった。さらに、《看破》のレベルが足りなかったのか、僕自身のレベルが低いせいなのかユニークスキルと称号の詳細を見ることができなかった。これは前層のスケルトンキングなどは話にならないレベルの強さだろう。



(これは最初から強化の割合を上げていった方がいいな。油断すると一瞬でやられそうだ。)



僕は久しぶりの全力を出せるかもしれないだろう戦闘を前に思考を切り替えていく。

僕は刀を構え《身体強化》を6割まで上げ、さらに足と手に魔力を流す。そして、先程からずっと使用していた《把握》の進捗状況を確認する。



(《把握》はまだまだかかりそうだな。まぁいい早めに終了するのを期待しておくか。

それじゃあ、久々の強敵だし、刀主体でいくか。白虎はスキルから察するに爪での攻撃のようだしね。あとは《月の加護》詳細は分からないけどこの広間は白虎に有利だということだ。上手く月を消せればいいんだけど。そして《蒼雷》これは気を付けなきゃな。)



白虎の方を見ると、先程よりも威圧感が増している。恐らく強化を済ましたのだろう。さらには白虎が淡く銀色に輝いていた。これが《月の加護》なのだろう。



僕と白虎はお互いに距離を取って、互いの隙をうかがう。


少しの静寂の中、動き出しは同時であった。



白虎は瞬間移動のような速さで僕の前に現れる。そしてその前足の爪を振るう。


しかし、僕はそれを予期しており、魔法の発動をする。すると僕の目の前の空間が削り取られる。


そこに白虎の爪が当たると、爪が止まる。



空間属性魔法 空間障壁



要は透明な壁である。その強度は一定だが、無類の強度を誇っており、ほとんどの場合これを破壊することは不可能である。


僕は爪が止まった瞬間に横に回り『円月』を白虎の横っ腹に放つがなんと銀色に輝く毛皮に受け止められる。


白虎は既に体制を立て直しておりカウンターとして爪を振るってくる。



「ガァァ!」



僕は即座に反応してステップでの回避が無理とみると足元に魔弾を生成し、爆発させる。その際足を保護するため魔障壁を足にフィットさせるように展開する。爆発の反動を利用して僕は後ろに飛び、爪を回避する。



「ふぅ。」



息を吐き集中力を高める。そして納刀し、居合の構えを取る。それに対して、白虎は爪に魔力を流す。すると魔力が浮き上がり爪の形をとる。



(まさか、白虎もそれを使えるとはね。ならば僕も使うかな。)



僕は居合の構えのまま刀に魔力を流していく。そして魔力が浮き上がり三本の刀の形を形成していく。


そして同時にそれを放つ。



「ガァァッ!」



月華天真流 魔天(まてん) 魔空牙(まくうが)



*********


月華天真流 魔天


月華天真流の技のうち魔力を使うもの。魔天は流派の中でも攻撃に特化している。


魔空牙


居合の構えを取り、刀に魔力を流して浮き上がらせ、三本の刀を形成して刀を抜刀することで飛ばす技。


*********



両者の中間で白虎の三本の爪と僕の魔空牙がぶつかり合う。


結果は互角でどちらの技も消滅する。


その瞬間にどちらも動き出し白虎の爪と僕の刀がぶつかり合う。鍔迫り合いとなり、両者の武器が火花を散らす。


拮抗状態となり、このままでは決着が付かないと判断した僕は勝負に出る。



月華天真流 転月(てんづき)



*********


月華天真流 転月


受け流しの技。ただ受け流すだけではなくそのまま攻撃に移るという、攻めの技。意味は名前通り月を転がすである。


*********



僕は白虎の爪を受け流し、『轟天』をガラ空きの胴体に放つ。


それは先程とは違い、威力が乗った強い一撃で白虎の胴体を深く斬ることに成功する。白虎はたまらず後退し、距離を取る。僕はすぐさま追撃を仕掛けようとするが、《危機感知》が発動し、その場から飛び退く。すると、上から蒼い雷が落ちてくる。



「《蒼雷》か。面倒だな。」



僕は追撃をやめ、距離を取り白虎を見る。白虎の周りは蒼い火花が散っており、雷のようなものが走っているのが見てとれた。さらに先程の傷は《再生》により既に癒えており、回復していた。



「ふぅ。ここからが本気ということかな。《再生》も厄介だけど、どうやって《蒼雷》を潜り抜けて攻撃を届かせるかだな。」



僕はまた短く息を吐き集中し直す。そして、《身体強化》の割合を8割にまで引き上げ、魔力を体中に循環させいつでも使えるようにしておく。

これからちょい忙しいので、週一更新になります。ご了承ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ