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君と僕は幸せの意味を知らない/君に僕が幸せを教えよう/君と同じ花の色

【君と僕は幸せの意味を知らない】

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/509564)様より

 『君(と)僕(は)幸せ(の意味を知らない)。』

 ※微BL


【君に僕が幸せを教えよう】

 診断メーカー(http://shindanmaker.com/509564)様より

 『君(に)僕(が)幸せ(を教えよう)。』

 ※微BL


【君と同じ花の色】

 お題bot【milk】(@milkmilk_odai)様より

 小説書きさんへの挑戦状(難しい短文編)9.君と同じ花の色

 ※380文字


 初出:novelist様『ツイッター140字ss』(2015-03-24~2017-08-03)


【君と僕は幸せの意味を知らない】


 幸せってなに?

 そう尋ねられた。

 そんなこと。

 傍にいて嬉しいとか楽しいとか、あるでしょ?

 そう言おうとして声が止まる。

 嬉しいけど辛い。

 楽しいけど苦しい。

 今この時が壊れてしまうのが怖い。

 そんな薄氷の上に立つような、それでも幸せと呼べるのだろうか。

 

 この想いを、どう伝えたらいい?



               挿絵(By みてみん)



【君に僕が幸せを教えよう】


 幸せってなに?そう尋ねられた。

 これが幸せですよ、と提示したところでどこまで伝わるだろう。

 私はあなたじゃない。あなたも私じゃない。


 暖かい紅茶と花と小鳥。

 あなたがここにいてくれること。

 私は、それだけで十分幸せです。


 どうか、この幸せの欠片ほどでも、あなたに伝わりますように。



               挿絵(By みてみん)



【君と同じ花の色】


 庭先でうずくまる彼を見た。

 足元に広がる青い絨毯(じゅうたん)瑠璃唐草(るりからくさ)。触れただけで散ってしまいそうな(はかな)さが彼に似ている。


「どうしたんですか」

「この花の色、お前の髪に似てるな、って」


 よく見れば青は花弁の縁だけで、中は白い。

 しかしそれでもこの花の色は、私の髪よりも彼の瞳を指すだろう。

 そう言うと「…るぅは、何になるのかな」と問われた。

 今は遠くにいる彼の妹。

 茶色の髪と瞳の…よくもまぁ、これだけ似てないのに義兄妹で通したものだ。

 ざっと花のまわりを見る。

 茎も葉も他の花も、彼女のイメージからはほど遠い。


「…あの娘は土でいいんじゃないですか?」


 こんな時まで彼に想われる妹への嫉妬からか、知らずと言葉に棘が混じる。

 彼は僅かに自分を見上げ、それから笑った。


「そうだね。母なる大地って言うものね」


 そんな大袈裟なものかな、と思いつつ「会いに行こうね」と言う彼に、そうですね、と返した。

瑠璃唐草とは今作ではネモフィラのことを指しています。オオイヌノフグリもそう呼ばれるそうですが。

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『魔王様には蒼いリボンをつけて』本編
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