表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者のくせに地属性  作者: おしゃか
7/9

旅立ち

力のお披露目から二週間がすぎたお話

ゆうたの魔法が大爆発して二週間がたった。

あれからゆうたとライトはちやほやされているようだ。

なにせあれほどの威力の魔法はそうそう撃てるものではないらしい。


盗み聞いたところによるとまずスキルというところが問題なのだ。

スキルとは神が組んだプログラムで誰が使っても同じような威力になるらしい。

熟練するとスキルレベルが上がり新たな技を覚えるがスキルレベル1の威力が上がるというようなことはほとんどない。

ゆうたの魔法はスキルレベル1にもかかわらずあの威力。

黄色く輝き大爆発をおこした魔法をつかったところから月炎のユータという何とも言えない2つ名をつけられたようだ。

中学生のゆうたは喜んでいるみたいだが、


困ったのはこの二週間さらに調子にのったゆうたは僕に炎をちらつかせ威嚇してくることだ。


でもそれも今日まで!

僕は今日城を出る。

まぁ追い出されるだけなんだけどね。

この二週間で僕は魔法の理解を深めた。

まずなぜ僕の魔法が的に当たると粉々にくだけたのかを調べた。

わかったことは、どうやら魔法は思考で姿を変えるようだ。

僕が魔法を撃ったとき、当たれば粉々になることを考えながら撃ったのでその通りに鉄球は的に当たると同時に粉々にくだけたのだ。

これは煙幕に使えるのでとても便利だ。


さらに、生成する成分も思い通りにいくようだ。

土から鉄、銅も生成できた。

嬉しいのはなんと金も作ることができた事だ。

といってもこの世界の金の価値など知らないけどね。

そして生成していない物でも地属性に属するものは動かせるということもわかった。

これは庭の修繕に無理やり参加させられた時に説明を受けた。


これから魔法について思ったことは本にまとめよう。

なんせ僕にはスキルがない。

これから生きていくには地属性の魔法をうまくいかしていくしか無いのだから。

僕には地球での知識がある。魔法と科学を合わせればスキルに頼らなくてもなんとか生きていくことはできるだろう。

なかでもお気に入りのオリジナル魔法がある。

まず銅の棒を生成してねじれる運動をするように行使して庭から拝借した枯れ葉に当てると、、、

ボゥ!

摩擦熱により超高温になった銅棒は触れるだけで燃え上がるようになる。

素手でもつと大火傷するので魔法で浮かせるようにするのも忘れないでおこう。


そしてもうひとつ

鉄の剣を生成する。

この段階では切れ味の悪さが目立つ粗悪品だがぼくの地属性魔法の効果で剣先を超振動さすと

ピィィィィンという甲高い音が聞こえるようになりこれを木の棒に当てるとあら不思議!

お豆腐のようにスッと切れます!

今はこの2つしかないけど魔法の理解が深まればまたなにか思い付くだろう。


ノートに書き記しているとドアが開かれ騎士が入ってきた。


「きさま!まだいたのか!!早く荷造りを済ませて城から出ていくんだな!」


この騎士は相変わらず僕を嫌っているようだ。


『わかりました。今までお世話になりました。』


「ふん。この城の正面をまっすぐ歩くとこの街からでる門がある。馬車でカソ村というところに連れていってもらえ。地属性にお似合いの畑しかない村だ。さぁ城からでろ。」



僕は追い出されるように城から旅だったのだ。



少しずつ自分の力を理解しはじめていく主人公!

やがて最強!


『陸の上は僕の物だ!!!』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ