勇者の怒りは突然に
妄想を文字にしたためました。暇潰しにどうぞ
ここは異世界にある国の大きな城
大勢の魔術師達に囲まれて中に魔方陣
魔術師達の顔は疲労を隠せず
それを大きな玉座から眺める男がいた。
この国の王である。
そしてその横には王に忠誠を誓う騎士達。
なにを隠そうこの国こそが異世界転移を使ったのだ。
魔術師達の魔力と引き換えに異世界にいる勇者となる存在を呼び出すために。
この世界に有名な王は二人いる。
一人はこの国の王でありその血統により人々の頂点に君臨している。
そしてもう一人は魔族の王であり力のみで魔族の頂点に君臨している。
魔族の寿命は長く人間を憎み害をなす。
人間は魔族、そして魔王を討ち滅ぼすため勇者召喚を行った。
王は思った
ついにこの時が来たのだと。
勇者とは聖なる力を持ち魔王の持つ闇の力に対抗することができる存在だ。
皆が静かに魔方陣が放つ光りを眺めていると3つの人影があらわれた
3人?
皆が不安な顔をする
召喚されるべきは一人なのだ
実は過去にも何度も勇者召喚を行われていて二人召喚されたこともある。
その場合片方は勇者召喚に巻き込まれただけの異世界人である。
勇者でなくても異世界人というだけでこの世界では強い。
正しい心を持ち勇者と共に魔王を倒す者もいれば
悪の心を持ち異世界人の力を使い勇者を貶める者もいる
どうか正しい心を持つ者であってくれ!!
皆が祈るなか魔方陣は光るのをやめ、召喚された3人の勇者候補に不安を抱えつつも王はこの世界の話をしようとした時である
王「ゆうsy、、、」
『おまえだろうがぁぁぁぁ!!!』
王の言葉は一人の勇者候補の怒号にかきけされ皆の不安が確信に変わった。
ヤバイやつが来た!!!!
主人公の名前すら考えない見切り発車。