最後の日常
みなさんはじめまして。関西人なので言葉が変なときあるかもだけど気にしないで読んでね♪
気がつくと僕たちは異世界にいた。
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高校2年生の夏休み、友達のいない僕は早々に夏休みの宿題を終わらせた。
特にやることもなく遊ぶ相手もいない。
長い長い夏休み。
やることと言えば午前中は妹の子守りをしてほんの少しの小遣いをもらい午後になるとその少ない小銭を握りしめてゲームセンターに向かう。
今日も高校の合格祝いに買って貰ったロードバイクに乗っていつものゲームセンターに向かった。この夏休みですっかり得意になった格闘ゲームをやりお金が尽きれば家に帰る。
はずだった。
異変にはすぐに気づいた。
ゲームセンターからでるといつものようにロードバイクを探した。止めてる場所は大体同じだから見つけるのは簡単だ。
しかし
・
・
・
・
無い
「おいおい、マジかよ・・・」
僕は小さな声で呟いた。いや、正確に言おう。あるにはある、おそらく僕のロードバイクだろう。他にロードバイクは見当たらないし色も僕のと同じだ。
「誰だよ、サドルにブロッコリー刺したやつ」
そう、僕のロードバイクは無惨にもカスタマイズされていた。
「ぎゃっはははは!!」」
後ろから下品な笑い声が聞こえたので振り返ると中学生ぐらいの子供が二人いた。夏休みだからって金髪にしたであろう見るからに不良の二人組だ。右手には僕のサドル。
あっ、絶対犯人こいつらじゃん。
「おいおい、なに睨んでんだよおっさん!」
おっさん!?僕はまだ高校2年生だぞ。それにこの中学生はなんでこんなに喧嘩腰で話してくるんだ僕はブロッコリーを握りしめて中学生に向かって歩きだしながら言った
『かえせ』
中学生は悪びれることもなくまだ笑っていた
「返せだってよwwこえぇw」
「ちょっwおまっw大声で笑うからばれたじゃんかよw」
そう言いながらタバコに火をつけだした
おいおい、なんだ?
なんだこのムカつくガキは、なんで堂々とタバコを吸いだしたんだ!?馬鹿なのか!?
すっごいイライラして関わりたくないけどとりあえずサドルだけでも返してもらおう
「なに近づいてきてんだよおっさん!!」
「なににらんでんだよwそんなに握りしめたらブロッコリーがかわいそうだろww」
この中学生たちはなかなか煽ってくるじゃないか。でも僕はこいつらよりは大人だ。おっさんではないけど。できるだけ余裕がある感じで話そう。挑発に乗っては駄目だ
『そのサドル僕のだよね?駄目だよイタズラしたら。それにタバコも吸っちゃ駄目だよ。見たところ中学生でしょ?』
すると中学生たちはスッと笑うのをやめて睨みながらこちらに歩いてきた。あっ、ちょっと怖いかも。殴られる予感。
「なんだぁ!?てめぇに関係あんのかよ!!?」
「そうだぞてめぇ!?サドルがてめぇのだって証拠あんのかよ!!?」
『ひぃっ!』
こえぇぇ!!声でけぇぇ!!なんなの!?
最近の中学生こんなにキレッキレなの!?
我ながら情けない声が出たなぁと思っていると調子づいた中学生は続けて言った
「おっさんちょっとこっちこいよ!」
胸ぐらを捕まれて連れていかれたのはゲームセンターのトイレ。あれ?もしかしてぼくやばい?
中学生相手に出入り口をふさがれ本当はとてもビビっているが相手に悟られないようにしよう。
我ながら情けない。
「おっさんマジぼこぼこにしてやんよ!」
「おいおい、おっさんなにびびってんだ!?ブロッコリーが震えてんぞ!?」
えっ?
ホントだ。いつまで僕はブロッコリーを握ってるんだろう。ビビってるの速攻ばれてるし。どうしよう、どうやってここから逃げ出そう。トイレの出入口は僕の後ろに一つ。しかし後ろには一人そして前に一人。中学生に挟み撃ちにされるとなかなか切ないね。うーん、、、よし!!
後ろの中学生にブロッコリー投げつけて怯んでるうちに押し退けて逃げよう!
そうと決まれば即断即決!ブロッコリーを振りかぶると同時に足元に魔方陣が浮かんできた。
「えっ?」
「えっ?」
『えっ?』
気がつくと真っ白いどこまでも広がる真っ白い空間に中学生二人と僕。
そして杖を持ったお爺さんの四人だけの世界がそこにあった。
神「ようこそ。世界の狭間に゛!!?」
あっ、おじさんにブロッコリーが直撃した
うまくはなしがまとめられないけど頑張って書くから許してほしい