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神体無双 ~神からもらった体で異世界を満喫させていただきます~  作者: ryo
第1章

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11話:ターニングポイント

「てかお前らはどうするんだ?」


俺は丸太に腰掛けながら問いかけた。


「ドウスル?」

「いやスタンピードだよ、お前らも戦いに行くのか?」

「デキレバ、タタカイタクナイ。デモ、ソンチョウガ、キメルカラ、シタガウダケ」

「そうか。」


 実際どんなことになるんだろうな。よくあるゲームとかだと契約魔法って代償があったりするじゃん?

だとするならそんな大勢の魔物を集めるのは不可能なんじゃないか?

《仮名称:謎の男 の発言では、転移を利用して大量に魔物を集めるという情報があったかと》

 あーそんなこと言ってたね。つまりこういうことか、いろんな種族や村のリーダー的な強い奴は契約で戦わせて、言ってしまえばそれ以外の下っ端達は、契約を結ばずとも強制転移で戦わせればいいってことか。


《オークの過去の発言を参照「知能ない奴ら」という発言を確認。仮名称:知能ない奴ら をスタンピードに使えるか検証します。スキル:■■■■■■を使用......スキル回路が未構築なため、使用に失敗しました。》

ん?ん?何をしてるの?


《推測:目の前のオーク達は救出可能です。》


なるほど?てかその前に俺の質問に答えてもらっていいですか?いろいろ突っ込みたいんですけど?

まあ一旦詳しく聞かせてくれ。


《推測:転移に関する情報が欠如してるため憶測になりますが、転移にもある程度代償があると考えた場合、知能のある高位の魔物よりも知能のない低位な魔物を大量に集めたほうが戦力的には大きくなります。つまり、仮名称:知能のある奴ら は戦いに参加する必要がなくなります。》


そうか?でも戦って数より質って感じな気がするけどな。


《質に関しては、ユニーク個体を数体契約すれば解決します。スタンピードは基本的に長期戦ですので、知能のない魔物で魔力や体力を削らせ、ユニーク個体数体で止めを刺す。これをされればAランクの冒険者パーティーですら生還は難しいでしょう》

まじかよ、そんなにスタンピードって難しいのか?

《過去の記憶を参照.....人為的なスタンピードは確認できませんでした。検証:通常スタンピードでロデリネが壊滅的被害を受ける可能性.....3% 人為的かつユニーク個体がいた場合....80%》


 80%!?え?そんなユニークってやばいの?

「ナニカアッタ?」

やばい少し驚きすぎてしまった。

「いや、ユニーク個体ってすげえんだなって思い出してさ。」

「ング。ソンチョウ、ユニークダカラ、ツヨイ」

「だよなぁ。」

「俺どうすればいいと思う?」

「ワカラナイ。デモ、カナラズ、ギセイシャ、ウマレル」

「そうなんだよな。人間が死ぬか、魔物が死ぬか、、、」

 でも正直ユニーク個体がいるとなると、人間が死ぬのが今のところ明白なんだよな。

 エマが死ぬ姿なんて想像もしたくないよ。


俺が剣折っちまったやつ、、、あいつはいいや



「うーん赤髪を殺すしかないのか?」

 俺がそうつぶやいた瞬間---





「誰が僕を殺すって?」


 突然、背中をなぞるような寒気が走った。

同時に、周囲一帯の空気が凍り付く。隣のオークは、言葉もなく小刻みに震えている。


後ろを振り向くと、()が居た。そう赤髪の男だ。彼の肌は、人間にしては不自然なほど滑らかで、まるでバーチャル世界の住人のようだった。髪は赤黒く、目には眼帯をしており、ローブを羽織っている高ランクの魔術師と言われれば納得できる恰好をしていた。

「右の君、強そうだね。今何かした?」

「何もしてないが」

「そう?体にちょっと違和感を感じたんだけど気のせいかな?この感覚は、、、そうだな。昔拷問された時の感覚を思い出させてくれる。本当に、何もしていないんだね?」

「俺は何かしたつもりはない。」

《鑑定を行いました》


——お前かよ。


「でも君、今僕を殺すとか言わなかったかい?信用できないなぁ。そうだ!君に一つ提案があるんだけど聞いてくれるかい?」





名前 :カルホレム

種族 :ユニークスケルトンキング


スキル:[推測]:契約魔術 擬態 生命魔法


装備:

 【アンデッドアーマー】


 魔力変化 絶対防御 装備者固定


 技能:アンデット以外が装備をすると、生命力が吸われ続ける





こいつ人間じゃねえのかよ!


「一旦聞いてから考えると答えてもいいか?」

「じゃあ話すね。君、契約を結んでよ。」

「結ばねえよ馬鹿じゃねえの?」

「そうだよね。そうだと思ってた。君、僕が今まで出会った中で一番強そうなユニーク個体だもの。」


「俺ユニーク個体じゃねえぞ。」


「ははっ笑わせてくれるね。そんなに人間に偽装できる技術を持ち合わせた魔物がユニーク以外の何者だっていうんだよ。」


「いや俺人間だけど」


「人間?面白い嘘をつくね。じゃあ人間の言葉、喋ってみてよ」

 カルホレムは俺が明らかな嘘をついていると勘違いし、バカにしたように笑いながら言ってくる



とは言ってもどう証明すればいいんだ?

《解:問題ありませんそのまま話続けてください》

あ、なんか大丈夫そう。天の声さん。あなたは逆に何が出来ないんですか?


「こうか?これで証明出来ているのか?」

 俺が人語を喋るとカルホレムは一瞬驚いたようにこちらを凝視したが、すぐに平静に戻った。

「そうかそうか、これはおもしろい!オークの言葉も分かるなんてね!余計君が欲しくなってきたよ。ぜひ君をアンデットにして僕の下部にしたい。」

「それはお断りする。」

「ふーん。じゃあこうしちゃおっかな!」


 カルホレムが静かに手をかざすと、その掌心に禍々しい黒い球体が出現した。放たれる瘴気に当てられ、周囲の草木が瞬く間に枯れ果てていく。彼はそれを無造作に森の奥へと放り投げた。


ドォオオオン!!


轟音と共に爆風が吹き抜ける。カルホレムは薄ら笑いを浮かべたまま告げた。


「まあ、君ほどの人間を僕一人で倒せるとは思っていないさ。……ねえ、君の人間友達も()()なりたいかな? なりたくないよねぇ?」


彼が指先をひょいと動かすと、念力に引き寄せられた「あるモノ」が、先ほど魔球を叩き込んだ爆心地から俺の目の前まで凄まじい速度で運ばれてきた。


その物体は、何かの肉塊に見える




「ソ……ソ…ソンチョウ....!」

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