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蓮華草  作者: 山猫
第一章 世界の流れ
45/61

45・三大秘宝の力

「だから、ブルーメタルトパーズと神鱗が手に入ったからって」


「・・・やっぱり聞き間違いじゃないのね。ちょっと考えさせてくれるん?」


再度同じことを繰り返すジール

そして顎に手を置き考え込むジュリア。今回は悩まし気なポーズではなく逞しい感じに仕上がっている


「・・・なるほど。それならもしかしたら可能かもしれないわねん。ジールちゃん、アナタの考えている事は分かったわん。でもそれじゃあ人魚姫の涙じゃちょっと難しいかもしれないわね・・・」


「どういう事だ?確かに少し手探りなところはあるけど、ウチのガルスが創るんだ。たぶん上手くいくと思うんだけどな」


「ガルスちゃんが?そうねん・・・確かにあの子なら可能かもしれないわ。でもそうじゃないの、おそらくだけどそれじゃ人魚姫の涙が耐えられないかもしれないわん」


???

ジールはジュリアの言葉に頭の上にハテナマークが行ったり来たりしている

おそらく、ジュリアは鋭い女の勘でジールが人魚姫の涙を欲しがっている目的が分かったようであり、そしてそれで何を創ろうとしているのかも

だがジュリアは分かった上で答えた。不可能だと

しかしジールはそれが不満みたいであり、さらに理解できないでいた


そのジールに対しジュリアは分かりやすいように言葉を続ける


「いいジールちゃん?

まず人魚姫の涙は『次元管理』

そしてブルーメタルトパーズは『絶対防御イージス』

最後に神鱗は『魔力無限蓄積』

ここまでは勿論分かってるわねん?」


「あぁ、ハンターの常識だからな」


世界三大秘宝、その力

ジュリアは事もなさげに説明しジールもそれに答えるが、これは世間一般には知られていない

人魚姫の涙が世間に勘違いされている様に他の二つも同様

何故ならそれを手に入れる事が出来る人間がまず居ないからであった

伝説であるが故に、その本当の効力など知るものなど極限られた人間だけであった


ただ手に入れることが出来れば巨万の富を得る事が出来る、それだけであった

勿論それも間違いではない。だが本当の価値はいくら金塊を積んでも成しえる事が出来ないその秘宝としての力


人魚姫の涙があれば完全に管理された一つの国を作る事なぞ容易いし

ブルーメタルトパーズがあればどんな強敵や大多数からの攻撃でもビクともしない完全なる盾を創る事が出来るし

神鱗があれば魔力を無限に蓄積できるため、いつ如何なる時でも強力な魔法が展開できる


これは一部の使い道だが悪用しようとすればいくらでも出来るのだ

それが今全て揃おうとしている

変態ジールによって


だが彼は悪用する気など更々無く、創りたいモノがある、それだけ


だがジュリアは答えた、不可能だ

その理由を告げるために言葉を続ける


「確かにブルーメタルトパーズと神鱗、その二つの力はそれぞれ強力よ。いや、強力すぎるの・・・だから人魚姫の涙じゃ耐えられないのん」


「まどろっこしいな。結局何が言いたいんだよ?」


「・・・だからジールちゃんの目的を叶えるためにはそれじゃダメなの。

人魚姫の涙じゃなく

『原始の涙』

じゃないと」

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