34・天才と変態も紙一重
「しゃて、じゃあこいつの加工も頼んだきゃらな」
「さてじゃねぇよ!さてじゃ!どうしてくれるんだよこのオケツは!」
先程入ってきたガルスの嫁さんによってさらに倍以上に膨れ上がってしまったガルスのオケツ
ジールの方は頬っぺたに大きな掌の跡が付くだけで済んだのだが、腫れ方がガルスに負けず劣らずで少し喋りにくいみたいだ
だがガルスに比べたら可愛いもんだろう。そのオケツの腫れ方と言ったらでっかいお化けカボチャが如くである故に
しかし誰がどうみてもあらぬ疑いを掛けられるような行動をしている二人が悪いのだが・・・
「まぁ落ち着けガルス。いいか良く考えてみろ?オケツの事はさておき、ここにブルーメタルトパーズと神鱗があるんだぜ?こんな伝説級の希少すぎる素材が二つもそろう事なんてそうは無い。それにこいつらを加工できるのも神の手と呼ばれた稀代の鍛冶師のお前しか居ないんだ」
「お、おう。なんだいきなり・・・お前がそこまで俺の事を褒めるなんて珍しいな。まぁ確かに、この素材たちを仕上げれるのは世界広しといえど俺ぐらいしかいないだろう。任せとけ、この俺が最高の逸品に仕上げて見せるさ!」
「ふっ、頼んだぞ神の手を持つガルスよ」
なんだろう、言っていることは二人ともカッコいいのだが・・・
方や頬っぺがパンパンに腫れており、方や両のオケツがお化けカボチャみたいにパンパンに腫れている。しかも丸出し
なんとも締まらない絵図である
「だがなジールよ・・・」
締まらない絵図と仕舞えないオケツは置いといて
ガルスは顔そのものは真剣なままジールに進言する
「何だ?何かまだ足りない素材でもあるって言うのかよ?」
そこは長い付き合いのジール。ガルスの言わんとしている事を何となく察しているみたいであり
ニヤリと笑い、そしてガルスの言葉を待つ
「ふっ、分かっているはずだぜジールよ?いいか
『大地の守護者 銀狼 ブルーメタルトパーズ』
『天空の支配者 神龍 虹色の神鱗』
陸、そして空の秘宝・・・ここまで言えば分かるだろう?あと一つの秘宝が」
それを聞き分かっているさと頷きそしてガルスのお化けカボチャに目を移しながらジールは答える
「なるほど、やはりお前もそう思うか。つまりお前は俺にアレを採って来いと・・・
『深海の珍味 大王イカの小指の付け根』を採ってこ」「ちげぇーよ!バカか!?バカなのかお前は!?いーやバカだ!お前は確実にバカだな!」
せっかく決め顔で閉めていたガルスだが、変態ジールのアホな発言によりぶち壊しにされてしまった
「な、何だよ。そんなにバカバカ言わなくたっていいじゃねぇか・・・じゃあ何を採って来いって言うんだよ?」
「何をっておまっ、はぁ・・・いいかジール?伝説の三大秘宝なんて生まれたてのベイビーでも知っているぜ?それをお前・・・大王イカの小指の付け根はないだろ。まぁ確かにアレは美味いけどよ」
美味いらしい。小指の付け根
流石、変態ジールと付き合いが長いだけある。珍味に対する味覚も似てきているところがあるのだろう




