愚の骨頂だね
あなたの背中ばかり見ていた気がする
目が合いそうになると急いで視線を外した
大勢の中に居てもあなたの声だけが聞こえた
いつでもあなたを追っていた
分かっていたのに騙されているフリをした
ただただ あなたが愛おしかった
本当のことは何も言えず
聞こえのいい言葉だけを選んであなたに伝えた
愚の骨頂だね
愛されていないことに気づいていながら
愛される僅かな可能性にかけて
気まぐれに与えられるエサを少しずつ食べて
私はあなたに自ら溺れた
でももうあなたのことなんて好きじゃないよ
愛してなんかないよ
大嫌い大嫌い大嫌い
そう念じてる私は愚の骨頂だね