処女センサー
アクセスがほしいです。
1年ぶり怒涛の2話連続投稿となります。
弁当を食べ終え、俺と健太は次の講義がある教室へと移った。
「それで神谷、処女の宛はあるのか??」
「まぁな、お前もよく知ってる奴だぜ」
そのセリフにハッとした顔で健太が言う。
「もしかして平林桜か!?」
「ご名答。平林桜。この大学じゃ有名な容姿端麗、成績優秀のThe・清楚系女子だ」
「確かに平林桜なら処女の可能性は高いかもしれない....。だが神谷、どうやって確かめるつもりだ??」
「なぁに、簡単な話だぜ、本人に聞けばいいのさ」
「ッ!?!?!?!?!?!?!?!?」
健太は露骨に驚く。
「聞くってお前!!なんて聞くんだ!?初対面の女子に対してあなた処女ですか?とでも聞くつもりなのか!?!?」
「いっいや、さすがに..
「それにお前!!女子に話かけれるのか!?お前が普通の女子と話している所を俺は出会って見たことないぞ!?!?」
「っ、おまえ...話を...
「いきなり初対面の多目的トイレに話しかけられる平林の気持ちを考えろよ!?あとお前、オ〇ニーしたあと手洗ってるのか!?!?」
「洗ってるわ!!あと誰が多目的トイレだッ!!」
確かに多目的トイレって言われても仕方ないけどッ!!
「あと健太、俺と平林は初対面じゃないぞ」
「ッ!そうなのか!どういう接点だ??」
「高校が一緒だったんだよ、1回だけクラスが一緒になったから向こうも俺のこと認識ぐらいはしてるはずだ」
「なるほどな、だがその程度の接点で処女かどうか聞くのは厳しくないか...??」
「健太、流石に女子に対して直接処女がどうか聞くほど俺は落ちぶれちゃいないぞ」
「じゃあ、なんて聞くつもりだ??」
「ふつうに彼氏がいるかどうかを聞くのさ」
「ふむ、しかしそれだけの情報で処女かどうかを判断するのは難しくないか?」
「あぁ、普通の人間ならな....」
俺は意味深にニヤリと笑う。
「お前なら分かるっていうのか...??」
「わかる」
俺はすかさず答える。健太は驚きが隠せないようだ。
「一体どうやってだ!?」
「.....処女センサーだ...」
「......!?」
說明しよう!!処女センサーとはこの俺に内臓された特殊センサーのことである。その人物の雰囲気、話し方や動作、また爪の長さや髪の艶などから総合的にその人物が処女か否かを判断できるのだッ!!
「なんだ、いつものか」
呆れる健太。そうこうしているうちに教室には人が集まりだし、そこには平林桜の姿もあった。
「どうする、神谷。平林はだいぶ遠くの席に座ってしまったが」
「大丈夫だ。Noodleの資料によると今日の講義はグループワークらしい。そして俺と平林は同じグループだ」
「なるほどな、それなら違和感なく平林に接触できる」
「そういうことだ、まぁ俺に任せとけ」
「頼りになるぜ、相棒」
「それではグループワークを始めますので、各自席を移動してください」
俺と健太は強い握手を交わし、お互いのグループへと移動したのだった。
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