~始まり~
この「始まり」は、物語に入る前に読んで頂くものです。
本編に影響します。
*注意*
この物語の途中、たまに※がでてくる事があります。この※の役割は、一つ上の文に補足文を加える役割をもっています。
物語を少し理解しやすくする為に考え出したものなので、参考にしてください。
宜しくお願いします。
昔々あるところに、一匹の丸っこくて輝かしい魔物が、この化け物に支配された世界に降り立ちました。
その魔物は支配された人々の魂を解放し、人間を救いへと導こうとしました。
その魔物は人間達がもう二度と化け物に支配されないように、様々な場所に集落や町を作り出し、それぞれに強力な結界を張りました。
化け物は魔物に激怒しました。
化け物は魔物に復讐として、強力な呪いをかけました。
すると、魔物は多種多様の邪悪な魔物を、どこからか呼び寄せてしまいました。
呼び寄せられた邪悪な魔物は、この世界のあちこちに散らばり、人間たちを殺そうとしました。
人間たちは結界によって命は取り留めましたが、結界からでることはほんの一部の強者のみでした。
そんな強者ですら、邪悪な魔物達の強さに圧倒され、命を落としていきました。
人間たちは、救世主である輝かしい魔物のせいにしました。
救世主は自らが呪われたことを後悔し、どこかの山奥へと姿を消してしまいました。
救世主は真の英雄が現れることを、長い間祈願しました。
しかし、500年たっても英雄は現れませんでした。
かつての救世主は嘆き悲しみました。しかし、ある魔法の詠唱を唱えることに成功しました。
「この世界にどうか、永き平和と繁栄をもたらす真の英雄が現れますように……。」
かつての救世主はその壮大なる夢を想いながら、究極の魔法を唱えました。
「極位魔法 異世界転移門複数召喚!」
異世界の人たちはこの時初めて、この狂った世界に足を踏み入れました。
それからさらに500年……。
異世界の人達がここへ来るのが多くなってきました。
余程今まで住んでいた世界が更に嫌いになったのでしょうか?
それでも、真の英雄は出て来ていませんでした。臆病者の彼が旅立つ前までは。
その臆病者の名は……。
これは、とあるきっかけで臆病者になってしまった青年が、さまざまな種族との絆によって真の英雄に成長していく物語である。
タイトル一部修正しました。
【注意】
誤字脱字がありましたら御指摘していただくと嬉しいです。
確認次第、改稿します。
※稀に、あえて違った字を書くことがありますが、次の行で大体※を使います。
また、私は受信したメールに返信する事はありません。予めご了承ください。
※稀に背景の色が突然変化する可能性があります。
水色 通常背景
黒色 全体的に胸糞シーンがあります
緑色 全体的に茶番シーンです