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探索~探索~


ノリノリで一つ一つ見て回る。

理科室、科学室、実験室、会議室、指導室等があった。


まだ一棟の一階だ。 

この学園は四棟の4階建てである。 


しかも面積がヤバい。歩きで行ったら疲れるので所々エスカレーター、エレベーター等が設置されている。


なんか慣れてきたな。

一応迷子にならないように校内地図ナビ付きが手帳にある。どこにいるかが分かる優れものだな。

そろそろ移動して二階に移動するかな。


近くエレベーターがあったので乗っていく。

エレベーター内で地図を見る。


二階は職員室、生徒会・・・だけみたいだ。


生徒会か。

出来れば入りたいな~なんてな。


俺みたいな元ヤンは難しいかな。

出来れば入りたい。生徒会長 香焔 ミツキ先輩と仕事してーなー


俺にもチャンスがあ・れ・・ば・・・


エレベーターが着いたゆうで目の前扉が開きそして・・・


「すまない、同乗さしてもらう。」


み、みみみみみみみみみみみみみみみみみみミツキ先輩!!!!


「あ、い、いえ、だ、もがじばらだがだばら・・・大丈夫っす!!」


はわわっ!ヤベーヨヤベーヨ!!目の前にいる!!

とととととととりあえず!!


「どどどどどどどどうぞ!!」


テンパりヤバい!


「ああ、すまないな!」


そういって俺の横に移動してきた。

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!??


「キミは新入生か?」


デゥーワ!!!!!

質問!?

バレてない?忘れてる?あれ?

あ、俺見た目変わってたわ


「えっと!は、はい!新入生の大和ヤクモっていいます!!」


ひー、緊張する!!


「ハハハ!!そんな緊張しなくていいヤクモくん、私は香焔ミツキだ!この学園の生徒会長をしている。それにしてもキミ背が高いな」

「はい!ありがとうございます!!」


大笑いしながら俺の背中をバンバン叩いてくる

あはは、相変わらずだわこの人は。


「ハハハ!、ん?ボタンを押し忘れていたな。キミはどこに行くつもりだ?」


ミツキ先輩が4階のボタンを押して閉のボタンを押す。


「え、ああいや僕はですねただ学園を見て回ろうかなと思いまして。」

「なるほど、キミは学園が好きなのだな!」

「えっ、あ、はい!好きです!」


あなたが


「そうか!はは、嬉しいな!私も好きなんだ!」


え?


「私もこの学園が好きなんだ。」


いつの間にか4階に着いてしまっていた。

そこでミツキ先輩は降りて


「また会おう、ヤクモくん」


そう言い残して笑顔で去っていった。

俺は呆然としてしまった。

あの時見た去り際の笑顔。


今見せたミツキ先輩の笑顔はあの時俺が惚れた笑顔は今でも変わらなかった。


「ずりぃ、すよ。かっけぇすよ相変わらず。」


はあ、なんかこのままじゃあ回れないな。

ちょうど4階だし、屋上に行こうかな。


今気分をちょっと落ち着かすために屋上に行くことにした。


屋上は手帳なくても入れるようになっておりここも自由な出入りが出来るみたいだ。


屋上まではエレベーターからそんなに遠くはない。

てか、近過ぎる横だもん。階段階段エレベーターみたいな配置だし。すぐだわ。


だが、なんか階段の上に丸い物が見える。

光で丁度丸い物体が何なのかが見えない。


「んだありゃ?」

「え?わったったあ!!」

「げっ!!」


丸い物体が喋って俺の方へと落ちて来る!?


「わわわ!?受け止めてくださーい!!!!」


ヤバッ!!とりあえず構えた。


「キャアアアアアアアアアアアアア!!」

「うおおおおおおおおおおおおおお!!」


丸い物体が転がるどころか跳ねる加わった!


「ウオッ!!」

「キャッ!!」


受け止められねぇよ


結局ぶつかった。

ぶつかって俺の上に女の子が股がっている感じに着地した。


「いたたた、あ!すいません!!大丈夫ですか?」

「いてー、大丈夫大丈夫。キミは?」

「・・・あ!!大丈夫です!えっと」



あー、いたたた。

まさか女の子が落ちてくるなんてマンガかよ。しかも俺の上に・・・

横を見るとあの丸い物の正体がわかった・・・物すごーく荷物を詰めこんだカバンだった。

はあ、今のでメガネ壊れてないよな?

あれ?メガネがない?メガネメガネ


「はい」  

「あ、ありがとう」


俺のメガネを持っていた。

降って来た女の子をよく見るとあれ?可愛い子ちゃんじゃん。

可愛い系の小動物みたいな女の子。多分、いや絶対にマスコットにされるタイプだなこの子。

いや、違う違うメガネを着けないと・・・

女の子が持っている俺のメガネを受け取ろうとすると後ろに隠された。


あれ?

       

「あの、メガネない方がいいですよ?」

「え、あははありがとうっていやメガネ!?」


メガネ返して欲しいんだけど!?


「やっぱメガネがないと見えないから」

「嘘ですね」

「え?」

「このメガネ、度が入ってないじゃないですか」


うっ!バレてる!


「い、いやちょっと」

「外したほうがいいですよ!」

「事情が」

「カッコいいですから!!」


グッと近くに顔を寄せてくる。

なんだこの子?物凄い鬱陶しい。


「あの、返してもらえません??」

「もっと顔をハッキリみたいので前髪を上げて下さい!!」

「・・・わかったよ」


クソぉぉ、

仕方ない・・・


「わああ!」


キラキラした目でじっと見てくる。


「はあ」


俺は前髪に手を掛けるように見えさせてトンズラした。


「じゃあな!!」

「あああ!!ちょっとどこ行くんですか!!!」


屋上を諦めて脱兎の如く走った。

階段をとりあえず下って1階に着いたら更に走った。


「はあ、はあ、はあ、ゲホッゲホ!」


走らせんなや!たくっ!

あちぃ!最悪だな汗だくだ!

上着を脱いで左腕に掛けた。

あ、メガネ!!

あの女から逃げたい一心で走ってたから忘れてた!!

うわー、俺のバカ・・・


ええーい!!気分を切り替えろ!! 

メガネなくても前髪がある!


「ここはどこだ?えーと体育館か」


はあ、なんか全然違う所に来たな。

まあ、予定とは違うけど結局来るんだから一緒か。




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