EP7:戦術改良と海外連携の深化、影の行動分析
体育館に戻った四人は、昨日の世界規模小規模決戦の映像を何度も確認していた。
「影の動き……少しずつ進化している」
颯太はスクリーンに映る校庭の影の動きを指さす。
「同じパターンじゃ動かない。予測不能な行動をしているんだ」
紗弥も眉をひそめる。
「共鳴戦術のタイミングを正確に合わせるだけじゃ足りないわ。影の行動を分析して対策を立てる必要がある」
双子もノートを開く。
「昨日の結果をまとめると、影の動きには一定の法則もあるけど、時々パターンを外す。これを見極めれば抑えられるはずだ」
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海外連携の深化
颯太はスマートフォンで海外仲間と通話をつなぐ。
ニューヨーク、パリ、リオ、ベルリン、シドニー……それぞれの仲間が報告を伝える。
ニューヨークの仲間が叫ぶ。
"Shadows in Manhattan are unpredictable, but we can notice tendencies!"
(「マンハッタンの影は予測不能だけど、傾向は見えてきた!」)
パリでは、カフェのテラスで影を観察しながら解析する仲間が応答する。
"Oui… nous avons détecté un schéma répétitif."
(「うん…繰り返しのパターンを検出した」)
リオデジャネイロの仲間も報告する。
"Even in crowds, shadows show some regularity. We can adapt."
(「群衆の中でも影に規則性がある。対応できる」)
四人は、各都市のデータを集めることで共鳴戦術の精度をさらに高められることを理解した。
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新たな戦術の試行
四人は校庭で、影の行動パターンを分析しながら新しい共鳴戦術を試す。
颯太が意思を宣言する。
「僕たちは影に支配されない!思い出と信念を重ねろ!」
紗弥が呼応し、双子も順番に意思を重ねる。
黒く揺れる影は、一瞬止まり、次第に動きが制御される。
「少しずつだが、手応えがある……!」
颯太の目に希望が灯る。
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世界規模の戦いと課題
海外でも同様の試行が行われていた。
ニューヨークでは地下鉄の群衆の影が制御され、パリでは広場の影が一瞬硬直。
リオのカーニバル会場では、群衆全体が共鳴に呼応している。
しかし、影の一部は依然として不規則に動き、心理を揺さぶる。
紗弥がつぶやく。
「まだ完全には制御できない……でも、世界中の仲間が協力している限り、希望はあるわ」
颯太も頷く。
「次は、影の進化に対応する新たな戦術を確立する段階だ」




