EP2:影の拡大と国内小規模心理戦
翌日、颯太は学校に向かう途中、街全体の影の異常に気づいた。
人々の影が、まるで自分の意思とは関係なく微妙に動いている。
「やっぱり昨日だけの現象じゃない……」
体育の授業中、再び自分の影が逆方向に動き、颯太はボールを奪われる寸前で思わず後ずさりした。
紗弥も隣で眉をひそめる。
「昨日より、影の動きが不規則になってる……」
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クラス内での小規模心理戦
クラスメイトの影も異常を示し、誰かが立ち上がろうとすると、影が勝手に逆方向に動く。
「こ、これは……どうすればいいんだ?」
颯太は冷静に考える。
思い出呼び覚ましを応用して、クラスメイトの影を一時的に制御する。
「みんな、昨日の体育の練習を思い出して!」
影が微かに動きを止めると、クラスメイトは戸惑いながらも行動を取り戻す。
紗弥も意思宣言を行う。
「私たちは、影に振り回されない!」
小さな共鳴が生まれ、影は一瞬硬直した。
この体験で、二人は影に抗うには意思の力と共鳴が必要だと理解する。
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海外での影の拡大(翻訳あり)
昼休み、颯太はスマートフォンで世界中の映像を確認する。
ニューヨークでは、地下鉄の乗客の影が独自に動き、混乱が生じていた。
"Shadows… they’re moving on their own!"
(「影…勝手に動いている!」)
パリのカフェでは、テラスに座る人々の影が突然動き、椅子にぶつかる場面が映る。
"Mes ombres… elles m’ont surpris!"
(「影が…自分を驚かせた!」)
モスクワやリオデジャネイロでも同様の現象が報告され、世界規模の危機が静かに拡大していることがわかる。
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初の小規模勝利と次への布石
授業後、颯太と紗弥は影を制御できたことで少し自信をつける。
「影に抗う力…少しだけ見えたな」
「でも、これだけじゃ足りない……もっと戦術を考えないと」
二人は、国内での心理戦の経験を積み、次は仲間を巻き込んだ共鳴戦術に挑むことを決意する。




