EP14:高度連携戦術の試行と世界規模攻略の兆し
夜の校庭。月明かりに映える影は、まるで生き物のように蠢いていた。
「昨日の段階的共鳴でも完全には抑えられなかった……でも、可能性は見えた」
颯太は地面に落ちる自分の影を見つめ、拳を握る。
紗弥も手を胸に当て、意思を集中させる。
「次は高度連携戦術よ。国内外での共鳴をさらに精密に合わせるの」
双子はノートを広げ、影の動きの予測モデルを指さす。
「国内チームだけじゃなく、世界中の仲間と連携すれば、初めて攻略の兆しが見えるはずだ」
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高度連携戦術の試行
四人は校庭で思い出呼び覚ましを発動し、段階的共鳴に加えて心理誘導と行動パターンのリアルタイム調整を組み合わせた。
颯太が声を張る。
「全員の意思を重ねろ!段階的に、精密に!」
紗弥も呼応する。
「私たちは影に操られない!」
双子は双方向で影の動きを解析し、意思宣言のタイミングを指示。
黒く揺れる影は一瞬止まり、心理的揺さぶりが弱まる。
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世界規模での共鳴(翻訳あり)
スマートフォン越しに、世界中の仲間が同時に共鳴戦術を試す。
ニューヨークの仲間が叫ぶ。
"Synchronize perfectly! Every step counts!"
(「完全に同期!一歩一歩が重要だ!」)
パリではカフェの仲間が応答する。
"Chaque mouvement doit être coordonné!"
(「すべての動きを連携させるんだ!」)
リオデジャネイロの群衆も意思を集中。
"Todos juntos, cada passo sincronizado!"
(「全員で、一歩一歩同期させろ!」)
世界中で影の動きが一瞬硬直し、国内外で初めて本格的な世界規模攻略の兆しが見える。
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新型影の圧力と課題
だが、影は依然として予測不能な動きを見せ、心理を揺さぶる。
体育館の天井や校庭の端からも触手のように伸び、クラスメイトを追い詰める。
紗弥が声を張る。
「完全には止められない……でも、この手応えは次に繋がる」
颯太も力強く頷く。
「世界中の仲間と連携できる限り、攻略の糸口は確実に広がる」




