EP10:戦術改良と影の進化への対抗策
夜の校庭。月明かりに黒く揺れる影が伸びる中、颯太はノートに昨日の戦闘の分析をまとめていた。
「影の動きは学習している……昨日までの戦術では完全に制御できない」
紗弥も真剣な表情で隣に座る。
「でも、進化する影にも傾向はある。私たちの意思を最大限に活かす方法を考えましょう」
双子は、ノートに描いた影の動きのパターンを見比べながら提案する。
「予測不能な部分は共鳴のタイミングでカバーする。意思宣言と呼び覚ましを組み合わせて、段階的に制御できるはずだ」
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戦術改良の具体策
四人は校庭で、次の戦術を試すことにした。
1. 段階的共鳴:影の動きに合わせて、個人→小規模グループ→全体の意思宣言を順に発動
2. 心理誘導:思い出呼び覚ましで人々の恐怖や不安を軽減
3. 行動分析連携:双子が影のパターンをリアルタイムで分析し、次の意思宣言のタイミングを指示
颯太が声を張る。
「さあ、やるぞ!段階的に、全員で意思を重ねる!」
紗弥が呼応し、双子も段階的に意思を宣言する。
黒く揺れる影が、一瞬硬直し、次第に動きが制御される。
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海外チームとの連携強化(翻訳あり)
スマートフォン越しに、世界中の仲間も段階的共鳴戦術に挑む。
ニューヨークの仲間が叫ぶ。
"Follow the sequence! Step by step!"
(「手順通りに!段階的に!」)
パリではカフェの仲間が応答する。
"Étape par étape… coordonner nos volontés!"
(「段階的に…意思を合わせろ!」)
リオの仲間も手を挙げ、群衆が意思を重ねる。
"Unidos, passo a passo, podemos controlar!"
(「団結して、段階的に、制御できる!」)
世界中で影の動きが一瞬止まり、国内外で小さな勝利の波が生まれる。
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新型影の進化への初対抗策
しかし、影の一部は従来よりも複雑な動きを見せる。
心理を揺さぶり、行動を予測不能にする影もある。
「完全には止められない……でも、これなら対抗できる」
颯太は拳を握り、仲間を見渡す。
紗弥も微笑む。
「影の進化に応じて、私たちも進化すればいい。世界中の仲間となら、できるはず」
初めて、新型影に対抗するための戦術改良の手応えを実感する四人。
読者には、希望と緊張が混じった心理戦の面白さが伝わる場面だ。




