彼女とした初めてのゲーム
僕が竹松さんに思いを告げた日の夜。僕達は今
「すみませんダウンしました。あとそっちに瀕死の敵行きました」
一緒に、大人気FPSガンバトルフィールドをやっています。
「わかった、任せて」
そう言った竹松さんは、華麗なキャラコンとプロ顔負け並みのエイムで残った1人を倒した。
「うまい、竹松さんすごい上手いですね。僕なんかよりも全然」
僕達は、お互いの力量を確かめるために一旦カジュアルのデュオに潜っていた。
「いや、私もまだまだだよ裕太くんが瀕死に持っててくれたおかげでもあるし」
そして僕はここで何となくわかった気がする。今日僕のランクをそんなことよりと言った理由が。彼女にとってこのランク帯まで行くのは、恐らく普通のことなのだろう。
「でも、竹松さんこれくらいなら全然もう一個上のランクの達人級位まで行けますよね」
「あー、それはそうかもしれないんだけど次の達人級までのポイントって結構必要で時間がかかるからやってないんだよ。私、たくさんのゲームに触れたいからさ」
竹松さんの言っていふことには、結構納得が行く僕もたくさんのゲームに触れたいし、あまり固定でゲームをするのも絶妙につさ飽きてしまう気がする。
「でも、なんで竹松さんはこんなにゲームが好きになったんですか?」
「それね、実際のところいつの間にかってのが1番な気がするけど理由をつけるなら…てやば敵来てるよ先倒しちゃおっか」
「分かりました、一旦僕モク焚きますね」
「1人やりました、やば竹松さん漁夫来てますよ」
「ほんと?!まずい1人やったけど回復が間に合わない…ごめんやられた。でも1人シールド割ってる」
ちょうど僕が敵を1人ダウンとったところで別チームが詰めてきていた、恐らく遠くから見ていたのだろう。
「分かりました、とりあえず頑張ってみます」
その後僕も呆気なくやられ、ロビーに帰ってきた。
「あー悔しー。カジュアルとは言っても悔しー、漁夫さえ来なければ勝てたかもしれないのに」
結構ガチで悔しがっている声を聞くに、彼女にとってゲームにどれだけ力を入れているかがなんとなくわかる。
「それで、どうします?ランク行きますかそれともまたカジュアル行きますか?」
「そうだね、私たち結構相性自体は良さそうだしランク行ってみますか」
相性がいいと言われると結構嬉しい。こんな僕見たにプレイヤースキルでも竹松さんに認められた気がして嬉しい。
「それで、さっき言いかけてたゲーム好きになった理由って…」
思い出したかのように質問をすると、彼女はゆっく話始める。
「そうだなー、まあさっきも言った通りいつの間にかってのが1番なんだけど理由をつけるなら…私にとってはゲームは人生かな」
急に壮大になりすぎな気がしてならないが、何となく分からなくもない気がしなくもない。
「人生、ですか」
「そう、人生ゲームは私にとって今のところ彼氏みたいな存在だから」
すっごいゲーム中毒者みたいなことゆうなこの人。でもそんな姿が少しかっこよく見えた。
「お、話してたらマッチングしたじゃこれからはランクだから更に気を引き締めていこう。よろしくね」
「はい、わかりましたよろしくお願いします」
なんとも言えない感じになってしまい、もし読みずらければコメントになるべく改善できるよう努めます。
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