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釘調整は合法です!

気づいたらパチ屋の中で目の前には一面中のパチンコ台の山


(あぁ…ここが異世界か…)


「とりあえず外にでも出てみるか!」


自動ドアらしきものから外に出てみた。

どうやら今は夜らしい。

そして周りには畑ばかり

(んっ!?)


「エッサホイサ」

「うんしょうんしょ」


(こんな時間なのに老人たちが畑を耕してる…)


なんか気まずくなった俺は回れ右で店の中に戻った。


「とりあえず台の設置でもするか。」

(電ドリは〜…)


(ないよ!)

いきなり声が聞こえた。


(ヤッホー七福神ちゃんだよ♪台の設置だね。そんなの新台入替スキルで一発だよ!)


「なんで俺が今から台設置をしようと思ったか分かったんだ!?」


(あなたの行動も思考もぜーんぶ私に筒抜けよ!これもあなたを助けるためのワタシの心遣いなんだからありがたく思いなさい!)


もはや驚く気も反論する気も起きなかった。


「それでスキルはどうやって使えば?」


(そんなの購入した時と一緒よ!念じなさい!)


言われた通りに念じる。

(新台入替!)


目の前に法被姿の男が現れた。


「台設置はお任せ株式会社ダイークのケンザンでーい!よろしく頼むぜい!」


(またこのパターンね…)


「それでどこにどの台を設置するんでい?」


「じゃあ…」

   シーフード物語40台        __________ __________ __________

無限大DREAM20台 金WOLF20台 金WOLF20台


こんな感じでお願いします。


「おいらに任せろ〜い!でででででででーーーーい」


「韋駄天のスピードで完了だぜい!また来るぜい!」


余りにも速すぎて何がなんだか分からなかったがすでに設置が終わっている。


(速すぎる…時速何台付けれるんだ…?)


そんなふうに呆気にとられていると


(明日は新装開店グランドオープンよ!全台花びら大回転グルングルン調整でお客様をお出迎えしなさい!)


クズ神が何か言っている。


「釘調整スキルを使えばいいんですね?」


今までの流れからそうだろうと聞く。


(そうよ。)



釘調整…


念じてみるが何も起こらない。



(釘調整はあくまであなたがやるのよ。でも大丈夫!思ったとおりにできるようになってるハズよ!)


いままでの流れと違う気がするが、そんなものなのだろう…


全台花びら大回転!!!!!!


そんな思考の元、あっという間に調整が終わった。


(いい忘れてたけど貸玉料金は日本と同じ用に4Gで1玉に設定してあるわよ!)


(明日はこのワタシも遊びに行ってあげるわね〜あとはいい景品を入荷しときなさい!じゃあね!)


相変わらず自分の言いたいことしか言わないクズ神だ。


(そういえば店名を決めてなかったわね?表の看板はパーラータカオだけどそのままでいいかしら?)


「ああ、いいよ。」


(分かったわ!今度こそばいば〜い!)


嵐のように去って行った…


「景品か…」

これも景品入荷スキルがあったな…


(景品入荷!)


ステータス画面に色々と物が映し出された。


分類分けされているようで


・お菓子・ドリンク・タバコ・食品・???・???


とあった。


「入荷できないものもあるのか…」


まずはお菓子から見てみることにした。


チョコにポテチに飴やカルパス

どれも日本で見たことのあるメーカーの商品だ。


「これはおそらく異世界に取り寄せしてウハウハな展開になるんじゃ…」


他のドリンクやタバコ、食品もどれも日本のモノだ。


これを見た瞬間成功を確信した。


その中から俺の厳選した景品は


おやつカルパス!


一口サイズのカルパスは一つ食べると止まらない。

ふたつみっつとついつい食べすぎてしまう。


仕入れ値が1つ10Gで1000個入荷だ!


「お菓子はカルパスだけで十分だろう!」


他にドリンクは緑茶とカフェオレとサイダーを各100本ずつと食べ物からはレトルトカレーとサバ缶を入荷することにした。


占めて6万G分の景品を入荷ボタンをおすと目の前に大量の段ボールが現れた。


(これは棚卸しが大変そうだ…)


明日の開店に向けてもう少し頑張るか!

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