7話 いざ、神殿へ
コリンに連れられ、小鬼族の村にやってきた。
「ここを拠点として使ってください。
世界中に散らばる同族にて、情報をお渡しします。この世界に平和を与えてください」
そしてトウキは、コリンから魔界の現状を聞いた。
5つある上位魔族家の一つであるスナーケン家の当主が、神龍消失後に魔王を名乗って魔界を支配しようとしていること。
各地域に住む戦闘力の高い魔物が凶暴化していること。
特に強力な12体の個体が魔王スナーケンの配下に加わっていること…
(魔王スナーケンか…支配権の奪還とかしなきゃいけないのか?)
自身を『魔王』と呼称するということは、
余程の実力者、または自信過剰、もしくは馬鹿だ。
(上位魔族家なら、ただの馬鹿って事は無いだろうな。まぁ、今考えても仕方ないか)
そしてトウキは、一番聞きたい事を聞く。
「ありがとな、コリン。ところで、他の調停者がどの辺りにいるか分かるか?」
「そうですね…同族と連絡して聞いてみます。3日ほど頂けますか?」
「あぁ、頼む。俺はその間に神殿に行きたいから、道を教えてくれないか?」
「なら、道案内をつけましょう」
そう言ってコリンは、1人の小鬼族を連れてきた。
「この者は、神殿に供物を運でいた者の一人です。道も熟知していますので、連れて行くとよろしいかと」
その小鬼族はショウスケというらしい。
ショウスケに道案内を頼み、トウキは神殿へと出発した。
最終場面・番外編・続編は簡単に作れるんですよ。
調停者が5人揃うまでのストーリーが書けない・・・(言い訳)
(大まかに作るのは好きなくせに、こまごまと書けない)