7/15
6話 伝説
はるか昔、広大なこの世は天界、魔界、人間界の3つに切り分けられました。
その際、セフィロト様ーこの世を創造した方々ですーが予言を出されました。
『ある時、魔界を治める神が消える。
3世界はおろかこの世全体、全てを揺るがす災害に見舞われる。
それを止めるは《調停者》。
陽の元の国から5人の《調停者》が選ばれる。
その者達は神を探し、3世界は秩序を取り戻す』
というものです。
神龍様の消失以降、魔界に住む弱小種は皆、この予言の事を気にしているのです。
「きっと《調停者》様達が世界を救ってくださる」と。
陽の元の国という国は当時不明でしたが、
聞けば人間界にヒノモト国があるとか。
トウキ様、貴方もその地の出身でしょう?
この予言こそが伝説の中心です。
そして、伝説はこう締めくくられます。
『3世界に秩序が戻る時、神ではなき者から
新たな神が誕生するだろう』と。
コリン目線です。
初の試みなので、おかしなところがあったら教えてください。