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神探しの調停者  作者: 片智
第1章 魔界探索編
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5話 魔物との出会い

トウキは進む。どこへ行くのかも知らず。

「そもそも、ここはどこだ?」

クロノスからの荷物に入っていた地図を見ながら、トウキは呟いた。

神龍を知らないことで、神龍の痕跡も分からない。何もすることが無いのだ。

それに、数日前から付けられている感覚を感じていた。

(さて、そろそろ頃合いかな)

「おい、付けてきてる奴、俺に何の用だ?」

草陰がガサガサと動き、緑色の肌をした人型の魔物が姿を現した。

「俺に何の用だ?」

「…貴方は人間、か?」

その魔物は恐る恐る聞いてきた。

「あぁ、そうだ」

トウキが答えると、その魔物は跪いて

「その力を見込み、一つお願いがあるのです」

と言った。その魔物が言うには、

神龍の消失により、魔物の上位種が凶暴化しているらしい。さらにその魔物…小鬼族は弱小種で、今までギリギリ生き抜けたが、数が3分の1未満になってしまったそうだ。

「我らの村を、守護してくだされ」

コリンと名乗った小鬼族は、平伏して頼み込んできた。

(助けたいけど…他の調停者はどうする?)

「助けたいが…俺にも仕事がある。探し物もある。残念だけど、ここには留まれない」

「…その仕事とは、なんなのでしょうか」

「俺もよく知らないのだがな。調停者って奴になって、神龍を探…」

トウキが言い終わらぬうちに、コリンは興奮した様子で提案をしてきた。

「かの伝説の調停者の方でしたか!だったら簡単な話です。我が村は光・闇の神龍の神殿に近いのです。是非とも、拠点として活用くださいませ!」

それを聞き、トウキは困惑した。

(伝説の!?軽く引き受けたけど、調停者ってかなり有名な役職なのか…?)

「なぁ、コリン。その『伝説』、詳しく教えてくれないか?」

「かしこまりました…」

そうしてコリンは、ひとつの物語…伝説を語り始めた。

「伝説」は、次回まるまる一話使ってコリンに語らせます。

しばらくお待ちください。


今回出てくる「小鬼族」は、

いわゆる「ゴブリン」です。

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