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神探しの調停者  作者: 片智
第1章 魔界探索編
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4話 何者かの意図

最高神の玉座に再び統治者が集められた。

「調停者は選び終わったか?」

ゼウスが尋ねた。統治者は

「はい。選び終えました」

「凄そうなコを選んだよ!」

「選びましたぞ」

「…はい。選び、ました」

「なかなか信じて貰えず、苦労しました」

と各々答えた。その後クロノスが

「一つ、お聞きしたいのですが…」

と聞いてきた。

「…何だ?言ってみよ」

「今回の神龍消失の件、何者かの意図を感じるのですが、最高神様はどうお考えかと」

ゼウスは黙り込み、重々しく答えた。

「…意図、か。あるであろうな。それに間違いなく神族の中に加担している者がいる。

《時の神》よ、お主はどうせ、魔界に調査に出向こうとでも考えておったのだろう?それは許可できん。調査も含めて調停者の役目。我ら神は、まず天界を盤石にしなくては、な」

「「「「「ハッッ!」」」」」

統治者は一斉に応えた。

それを見てゼウスは満足そうに頷いた。

「では、解散とする。…が、《農業神》。お主はここに残るように」

その言葉にアマテラスが反応した。

「ウチの弟、何かやらかした?大丈夫?」

「あぁ、問題を起こした訳ではない。少し、気になる点があるのだ」

「ふーん…スサノオ、気をつけてね」

そう言い残し、アマテラスは玉座を後にした。

「珍しいですね。姉上が私の心配をするとは…それでゼウス様、気になる点とは?私に関わることなど数少ないと思いますが…」

《最高神》ゼウスと《農業神》スサノオの会話は、

ネタバレ要素が強すぎるため、番外編に書かせていただきます。

(それでも名前を消したりとか、いろいろします)

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