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神探しの調停者  作者: 片智
序章
2/15

1話 異変の始まり

偵察部隊が駆け込んできた。

「最高神様!『火の神龍』が突如消失しました!」

「それに続き、他の神龍も行方不明です」

最高神は立ち上がり、臣下に命じた。

「この事は15年…いや、18年間伏せておけ。

下手に報せれば民たちが不要に混乱するだろう。

その間にできうる限りの対策と情報収集を行え。

その後、統治者達を呼ぶのだ」



〜18年年後〜


最高神の玉座に統治者が集められた。

「このところ、様々な異常が見られる。

魔界の住人は狂暴化し、人間界では

異常気象が続いている。そして…」

最高神が口ごもると、統治者の男が言った。

「そしてその原因は神龍が消えたこと…

ですか?」

「ああ。しかし、何故それを…」

他の女の統治者が応えた。

「最高神様、彼は《時の神》ですよ。

過去の事案には誰よりも詳しいのです」

《時の神》クロノスはフンとそっぽを向いた。

「まあ良い。其方らに任務がある。

『ヒノモトの国から5人の《調停者》が

選ばれる。その者達は神を探し、

秩序を取り戻す』という伝説があるのだ。

きっとこの伝説は今回の事を指している。

其方そなたらに《調停者》を1人ずつ

選んでほしい」

統治者は一斉に答えた。

「「「「「承知しました」」」」」


解散後、アマテラスは

テンションが上がっていた。

「 人間界に行けるの!?最っ高!」

「アマテラス…お主、『世界移動』は

出来るようになったのか?」

アマテラスは満面の笑みで答えた。

「出来ない!龍神、よろしく!」

「早く身につけろ。いくら転生したとはいえ、

もう50万年くらい経つだろう」

「えー、前世で身につけるのに

400万年はかかったよー!」

龍神は呆れたように呟いた。

「記憶はあるのだから簡単だろうに…」

「とにかく!《ちょうていしゃ》って何?!」

龍神はどうしたものかと悩み、

そして考えるのをやめた。

「もう良い。ゼウス様の話を聞いとらんかったのか?《調停者》とは…」

天界(神々の暮らしている世界)では、会議などの公の場で名前を呼ぶことはタブーです。

なので《時の神》《最高神》などの二つ名で呼び合います。

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