第14話 光の神殿、再び
先週、普通に投稿忘れましたw
来週の投稿で、数ヶ月投稿をお休みします。
サブアカで連載中の
「最強の堕天使~天使を追放されたので悪魔として生きる~
に本腰を入れて(学生なんで優先順位は勉強の次ですが)
投稿していきますので、ぜひ読んでください。
一度来たこともあり、光の神殿へは前回よりも早く着いた。早速アヤナに魔法鑑定をしてもらうと、
「薄くて分かりにくいね…痕跡が微弱だし、推測に近いけど、この魔法は『転移』かな。転移先とかは分かんないけど…」
流石は神龍である。
消失から20年近く経っても、微弱ながら魔法の痕跡を残しているとは。
それを感じ取れるアヤナも、十分に高い能力を持っているのだろう。
(こりゃ、他の3人もすごい能力がありそうだな…まさか、落ちこぼれは俺だけとか…?)
そんな呑気な事を考えつつ、トウキは神殿を調べるアヤナを見守る。
《勇者》なんて、使い道がとてつもなく狭い。
有効活用が難しいのだ。そんなことを考えるが
(そんなことを考えてる場合じゃないな)
とトウキは気を引き締め、アヤナに聞く。
「転移の魔法の、痕跡を情報として教えてくれないか?『神龍感知』が反応するようなるかもしれないから、知っておきたい」
その、無茶振りとも言える頼みに、アヤナは簡単に答える。
「うん。多分大丈夫。トウキは『念話』使えたよね?」
「ああ。クロノスと話した時に感覚は掴んだ」
「なら大丈夫。痕跡のイメージ情報を念話で直接送れるよ!」
そして2人で念話を行い、神龍の痕跡の情報を共有する。固有能力『神龍感知』の足りていなかった最後のピースが揃い、能力が覚醒する。
「…なんだ?一瞬、身体が光ったような…」
「え、そう?気づかなかったけど…」
「とりあえず、村に戻るか」
村に戻る途中で、魔狼に襲われた。
「神器の実力を試そう」と獄炎の剣で撃退したが、辺り一帯を火の海にしてしまった。
「ナニコレ、えげつない…」
横ではアヤナが絶句している。
当然である。持ち主ですら、想定外の強さだと思ったのだから。
「……神器の能力は使い所に注意だな」
火を鎮火してからトウキが疲れたように言う。
アヤナも「そうだね…」と剣の能力に呆れたように同意し、《神器》獄炎の剣 の能力は本人によって当分の間使用禁止となったのだった。
ブクマ、感想、☆評価をしていただけると
今後の活動が積極的になります。
よかったらお願いします。