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プロローグ

ずっと昔に書いていた物語を再開することにしました!

人間は欲望のままに生きすぎた。


自然を愛さず、他の種族をも支配しようと躍起になっいた。


最弱の種族でありながらも彼らは高い知能を持ち他社を支配したのだ。そしてその数もとても多く、渡り合える種族は少数であった。科学の力で魔法と渡り合えているように思えたその時、彼らの世界は逆転した・・・・・



「愚か生き物よ・・・大人しく己の役目を果たせば良いものを・・・地上に人間の姿は要らぬ・・・せめてもの情けじゃ…海に戻るがいい!」



そして、世界の意思は人間を地上から追い出した・・・・





「僕たちは本当に空気を吸って生きていたのかい?はははっ非現実的過ぎるな!」


リチャードは友人の魔法使いに言った。


「・・・殿下、歴史の授業はちゃんと聞いていたのですか?石碑にはこう記されているんです。間違いなんてないんですよ。」真剣な顔で答える魔法使い。


「はぁ、ザイル。そんな事になんの意味があるんだ?空気は食べられるし身体に必要だが、水がなければ生きられないじゃないか!大事な話があると聞いたかからここに来たのに、子供に聞かせる伝説を言うために呼んだのか?」


少し不機嫌な王子は事の重大さを理解していなかった。


自分達の生活がどのように成り立っているのかを、


世界が人間に課せた罰をまだ知らなかったのである・・・・



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


同時刻・・・別の世界で、自分の人生がもうすぐ変わろうとしていることを知りもしない女性は鏡の前で今日も落ち込んでいた。




「はぁ・・・何故だ!?ダイエットしているのにまた太ってしまったぁ!うっう・・・うわぁああああん!!もう、嫌だぁ・・・お菓子が食べたい!ピザが恋しい!」


私の名前は神凪麗奈(カンナギレイナ)23歳のフリーター。大学が終わったら高給の所に就職するつもりだったが、ことごとく就活に敗れて今はファミレスのキッチンで働いている…バイトしながらの就活だけど、きっと将来なんとかなるだろう!



「麗奈~!家の掃除終わったの~?」


母よ、一日中家に居るあなたと違って私は今帰ってきたところだよ…


「ママ~、家は昨日大掃除したばっかじゃん?…お皿が残ってるだけじゃないか…疲れてるの~後で洗うー」



私のママは昔いいところのお嬢様だったらしい。日本に旅行に来てパパに一目惚れしたため猛アタックの末、二人は結婚した。


問題はママの家族が認めなかったこと。


パパはイケメンで優しくてしかも性格もいい!働き者だけど、貧乏だった…


いや、パパの事は大好きだよ?世界で一番の最高のパパだし!


うん、自覚はしてる。はい、私はファザコンですw


たまに過保護過ぎるんだけど、これはきっと愛されてる証拠だろう!うん。


まぁ、そんなことはママの家族には関係なくてですね、彼らはパパを認めなかった。


まぁ、婚約者もいたのに全部無視して結婚したママも悪いかもしれないけど…


家事やったことないのに、いきなり全部自分でやらなくちゃいけない生活に一般人と違う金銭感覚。


幸いパパは何でも出来る人だったから助かった!掃除、洗濯、料理!本当完璧な人で助かった…幸い全部パパに教わる事ができたから大抵のことマスターしている!


それに、なにも出来ない…とはいえ、ママは23の娘がいるようには見えない程の美人だ。美人は何でも許されるのが世の中だ。


ここで私に話を戻そう


私の両親は美男美女だ。当然私もさぞ美しいと思うだろう?


残念ながら違かった・・・


はぁ、仕事も家事も出来るけど外見だけは似なかった…元々大した外見でもなかったのに、ストレスで予想以上に太ってしまった…太い眉に薄い目、顔はニキビの痕が消えないしついに二重顎になった…


ダイエットをしても何故かまた太った。

おかしい…何故だ!?うっうぅ・・・ぐす…


とりあえず、皿洗いでもするか…家事全般出来ることが唯一の取り柄だからな。


「あら、どうしたのルナ?そんなにふてくされちゃって……また太っちゃったの?大丈夫よ~充分可愛いわよ~♪私のお姫様」


幸か不幸か私の両親はどがつく程の親バカだ。どんな姿をしていても可愛いと言ってくれるからきっと目にフィルターが掛かっているんだろう。


生活は苦しいけど、私はきっと幸せな部類だろう。

就活していい仕事についてパパとママに少しでも恩返しをしないとね!


「ただいま~!ハニー?麗奈?お土産買ってきたよ~♪」


「ダーリン♪お帰りなさい♥ご飯できているわ」


チュッチュッ・・・・


……子供の前でもラブラブ過ぎるだろう(苦笑)そしてご飯作ったのも私なんだけどね?


はぁ、今日は夕飯抜いて寝ようかな…明日からダイエットより、今から始めないと出来る気がしないからね。


「私はもう寝るよ~。明日は朝からシフトが入ってるからおやすみ~」


「待って待って!はい、これっ」


パパから投げて渡された物を見る


可愛い猫のキーホルダー!


「わぁ!パパありがとー♪大好き!」


それは先日パパと出掛けたときに見た黒猫のキーホルダー!青い瞳に赤いスカーフでふわふわしていて大変可愛らしい!仕方ない、可愛すぎるから枕元に置いて今日は一緒に寝よう!


色々と大変だけど、なんか気分は最高だ!明日はきっといいことがあるに違いない!


早速布団に入ってうとうと始めたら、突然引っ張られたかと思ったら落ちているような感覚に陥った。



長いな。


ん?なんかちょっと風まで感じるんだけど…リアルだな。


おかしいなと思って目を開けたら…


えっ?落ちてる?!マジで落ちているの!?えぇーーー!!

読んでくださりありがとうございます!

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