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大艦巨砲主義,日本  作者: Iowa
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マレー沖海戦開始

  1946年5月3日 マレー沖

第一艦隊は英国艦隊と対峙していた。

「山本長官、戦艦の数ではこちらのほうが圧倒的有利なのです。

ここで尻込みしても負けるだけですぞ!」

長門艦長の杉野修一大佐が何時までたっても戦闘命令を出さない山本長官に苛立っていた。

「...この距離だとサイゴン飛行場に配備してある攻撃機の航続距離を満たしている。ここは、攻撃機の攻撃を待つことにしよう」

長考の結果、杉野とは正反対の結論に至ったらしい。

「な!ま、まってください。それでは第一艦隊の意味がなくなってしまいます」

山本は生粋の航空主義者であり、大艦巨砲主義を覆すために航空攻撃をえらんだ。と、杉野は考え反論した。

「では、航空攻撃と同時に第一艦隊を突入させてはどうでしょうか?

こちらのほうが短時間かつ犠牲を少なく作戦を終えることが出来ると思うのですが」

仕方なく山本はこの作戦を了承し、

空と海からの同時攻撃を行うことに決定した。


第一艦隊

「敵艦隊発見。距離4万、方位76」

敵艦隊発見といっても全体像が見えたわけではなく、

敵艦の一番高い場所つまりマストがちらりと見えただけである。

艦上から見て水平線が約20㎞なのだから当たり前だ。

「各艦距離3万2000に入り次第砲撃開始!」

司令長官山本が号令した。長門の最大射程は3万7000、金剛の最大射程は3万5000となっている。

「距離3万8000、3万6000、3万4000、距離3万2000!」

「砲撃開始!」

長門型以下の戦艦は砲撃を開始した。

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