表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大艦巨砲主義,日本  作者: Iowa
4/16

建造開始!!

  1941年11月1日  連絡会議

この連絡会議では融和したアメリカの対日政策に論点が絞り込まれていた。

「アメリカとはいずれ戦争の道を選ばねばならぬ。ならばドイツ、イタリアと共同でアメリカをたたくのが最善である」

首相の東条英機は万にも反対がないと思いながら発言した。

「海軍としては新鋭戦艦が就役しなければ話にもならない。もし戦争をするのなら陸軍単独で戦うべきである」

海軍としては問題になっていた石油問題は解決したのだから、

アメリカと戦う理由は無くなったも等しいのである。

山本連合艦隊司令長官は陸軍に反発した。

海軍が反対したことによって、鼻息のあらい陸軍も開戦延期を決定した。


 1941年3月 横須賀

この日、新巨大ドッグで新戦艦の起工式のが行われた。

起工式が終わると、300mを超える竜骨が3本並べられた。

竜骨は船の背骨であり、大和型は2本であったが紀伊型は3本である。

これは、20インチ砲12門の斉射に耐えるためである。

福田大佐はともかく豊田中将も参列していた。

「前に航空主義者が言っていたのだが、この紀伊型が航空機に沈められることはないだろうな」

「大丈夫です。この紀伊型は水雷防御は最強格の戦艦であり、航空兵器も充実しています」

福田は胸を張っていった。

「では具体的に魚雷を何本耐えることが可能なのかね?」

豊田はまだ不安なようだ。

「命中する箇所は別にしまして、25本程度まで航行能力を維持できます」

豊田は驚きながらもう一つ質問をした。

「では一体何本で沈むのかね?」

「100本までは保証いたします」

福田は自信満々に返答した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ