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大艦巨砲主義,日本  作者: Iowa
2/16

新型戦艦!!

2話目です。

 1936年12月 東京

「この蜂の巣甲板はどうなっているのかね?」平賀譲が詳しい説明を求めてきた。

「残念ながら蜂の巣甲板だけでの軽量化は難しかったです。ですので、装甲と装甲を組み合わせるサンドイッチ装甲にするのです。それによって穴の直径を20ミリ程度にするとサンドイッチする装甲は180ミリ程度でいいという計算がでました」

得意げに話すのはもちろん設計した福田大佐である。

「水中弾対策はもちろん・・・」平賀は不安が一切ない声で言った。「大丈夫です。角度的に威力を殺せるようになっています」もちろん福田は対策済みだ。

水中弾とは日本海軍が発見した特殊な現象で、水中に入ってからも直進する砲弾のことだ。日本は戦艦土佐を沈めるときに発見した。もちろん諸外国には発表していない。「対航空機対策はどうなっておる?」「対空砲は満遍なく装備し、全周ハリネズミ状態とします。そして、これは取っておきなのですが…噴進砲も装備することになります」もう平賀が言うことがないくらいの出来だった。しかし…「これほど完璧な戦艦をぜひとも作って欲しいものだがね」平賀は航空主義者に文句を言った。



一番艦概要

全長 354m

最大幅 47.2m

常備排水量 10万1000トン

満載排水量 12万8000トン

主砲 20インチ砲三連装4基 12門

副砲 8インチ三連装2基 6門

高角砲 5インチ連装28基 56門

対空機関砲 1インチ三連装52基 156門

噴進砲 5インチ30連装四基 120門

乗員 2700名

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