表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大艦巨砲主義,日本  作者: Iowa
16/16

スカベンジャー作戦4

  1946年6月21日 モスクワ

「本当に対日戦線に入らなくても良いのですか?同志スターリン」


「アメリカの思惑など知ったことではないが今は時期尚早だ。同志べリア」


「日本が降伏するのも時間の問題だ。なら最後に漁夫の利した方が得だろう?」


ソ連の思惑はその通りに進むのか、それとも…。


  1946年6月21日 小笠原沖

「雷跡確認!角度60度。接近中です!」


「取り舵いっぱい!」


魚雷は尾張に向かって一直線に伸びていく。

ようやく尾張が左に回頭し始めた。

尾張は巨艦であるため回頭に多くの時間を使う。

敵の狙いが良かったのか、それとも回避が遅かったのかどちらか分からないが、

敵魚雷が命中コースで伸びてくる。


「総員衝撃に備え!」


大きな音と振動が尾張の全体を駆け巡る。


「被害しらせ!」


「右舷に魚雷三本命中!被害は軽微。隔壁が浸水を防いでいます!」


「三本か…。並みの戦艦なら危なかったな…。」


宇垣がまた不安を募らせる。


「大丈夫ですよ。なんたって紀伊型戦艦ですので」


宇垣が不安を漏らし、松本少将がそれに言及する。

毎回の流れである。


「艦隊の被害を報告します。本艦が魚雷三本命中で小破、紀伊が爆弾2発命中でこれも小破。」


「重巡 愛宕に魚雷一本が命中で中破です」


重巡一隻が中破は大きい。

艦隊決戦に支障が出る可能性が大きいからだ。


「午後3時。空襲はあと一回あるかないかだろう。」


「艦隊速力20ノット!進路、敵機動艦隊!」



  同日 小笠原沖

「空襲で敵超大型戦艦に魚雷3本命中させたそうです!

 これで艦隊戦も有利となったと思います!」


「アメリカ戦艦で3本というと良くて中破、悪くて大破…。

 戦局はこちらに傾いたと言っても良さそうだな」


ハルゼー大将は戦艦部隊を向かわせるため、艦隊を分割する。


「戦艦部隊の指揮はリー中将に任せる。日本戦艦5隻を血祭りにあげるのだ!」


リー中将率いる戦艦部隊は空母に護衛を最小限残して、

日本艦隊へと向かっていった。


  アメリカ戦艦部隊 

 司令官 リー中将

 艦艇 戦艦 ノースカロライナ級 2隻

       サウスダコダ級 4隻

    巡洋艦 8隻

    駆逐艦 5隻



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ