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旧想像世界  作者:
2/13

想像世界

 ここは、あなたたちが住む世界とは別の世界。ここは「想像世界」のと一つである。「想像世界」とは一人一人が想像した世界のことである。そして、その「想像世界」は人々が世界を想像した数だけ存在し、人々が想像した通りの世界になる。「想像世界」はあなたたちの見えないところで存在している。一つ世界を想像したら、一つ「想像世界」が生まれる。もう一つ想像したら、もう一つ「想像世界」が生まれる。というように、「想像世界」は無限に増えている。

 とある「想像世界」ではあなたたちの現代と同じように人間たちが穏やかに過ごしていた。街では市場やレストラン、宿屋があり、たくさんの人でにぎわう。森で動物を狩ったり、海で魚をとったりする人もいる。そして、この世界には「妖」が存在する。「妖」は人とは絶対に関わらない生物だ。その生物を狩る人間もいる。それ以外にも色んな人間がいるのだ。

 この物語は、とある少女を中心に進んでいく。白髪で青いヘアバンドをした、13~14歳の女の子。

彼女は「白天(しらあま) 恵瑠(える)」という。彼女には不思議な能力を持っている。それは、時が来たらおいおい述べるとしよう。彼女は「リトル(がい)」のはずれの清爽の森という小さな森の真ん中で、一軒家を構えて暮らしていた。・・・・・・一人で。ただ一人でゆったり暮らしていた。

 しかし、彼女には友人がいた。リトル街から北東へまっすぐ行くと「陰陽(いんよう)の里」という里には陰陽師達が修行して暮らしている。詳しくは時が来たら述べるとしよう。話がずれてしまったが、そこには、

土屋(つちや) 春香(はるか)」という陰陽師がいる。春香は修行を始めたばかりのため、修行が厳しくて会える機会があまりない。陰陽の里も近いわけではないので会える機会が頻繁にないのだ。それから、リトル街から南西へまっすぐ行くとマジョノ町があり、その近くの森に光が決して差し込まないぐらいの深い森があり、奥に行くとレンガの家がある。「ミア・マーリィ・ティラー」の家だ。ミアは魔女だ。ミアも会える機会があまりない。出かけることが多いからだ。そして、何より近くない。なので、恵瑠はいつも一人でいることが多いのだ。

 2人は恵瑠の家に一緒に来ることが多い。おや、今日も春香とミアが遊びに来たようだ。

「お邪魔します。恵瑠ちゃん。」

春香はとてもおとしやかな性格をしている。話し方も誰よりも丁寧だが、おっとりしすぎて反応が遅かったりする。ちなみに、チャームポイントは黒縁メガネ。

「お久しぶりね、恵瑠。あなたは今の時間でもまだ寝てると思ったわ。お寝坊さんだもんね。」

ミアは頼れるお姉さんタイプだが、強気で毒舌なのだ。

「そんなことないよ。き、今日だって、九時に起きたし・・・。」

恵瑠はミアとは対照的に基本弱気で臆病だが、やるときはやる奴だ。と信じていたい。

「九時でも十分遅いわよ。」

「ミアはいつも2時起きでしょう?ミアが早すぎるんだよ。」

「ミアさんは早いし,恵瑠ちゃんは遅いのですよ。」

しょうもない言い合いをしているが、三人は仲がいいのである。これでも、一緒に話をしたり、遊んだり、事件が起こった時も三人で協力して解決をしている。

「あら、寝ぐせついてるわね。さすがまぬけ。」

「寝ぐせじゃなぁーーーーーーーーーーーーいいいぃ!!!!」

・・・・・・・・・・、三人は、仲が、いいのである。


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