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超短編

彼女と僕のノートを破る

作者: ミーケん

【Twitter企画13作目】

 ノートの3ページ目。そのはじっこの方に小さな文字が書かれていた。パラパラと見ていたら絶対に見落としていた。しかし、やっと僕は見つけたのだ。もう、僕は逃がさないぞ。絶対に逃がしてなるものか。

 僕はいま、彼女の最後のノートを読んでいる。


 僕と彼女はよく交換日記としてひとつのノートにその日に起こったことや思ったことなどを一言ずつ書いていく。そんなことを毎日やっていた。

 そして、彼女はそれの他にもうひとつノートを持っていたらしい。それを聞かされたときにはもう彼女はいなかったが。

 彼女は最初の3ヶ月は元気に僕と遊んでいた。僕も実際楽しかった。でも、それが過ぎると彼女の身体に異変が現れた。その異変はとても小さく、些細なことだったが、しかし、僕だけはそれに気づくことができた。

 お医者さんに行こうと言うと彼女はいつも言った。

「医者は信用できない」と。

 僕にはその考え方は理解できなかった。


 ノートには続きなんてものはなく、3ページで最後のページであった。そこから先はなぜか破り捨てられていた。それはすでに回収されていて、確認する術はどこにもない。

 どこかにないかと確かめたのだから間違いない。

 なぜノートが破り捨てられているのかは不明だとのことだ。

 まぁ、彼女の仕業だろう。彼女はよくこういうことをした。そんな気がするのだから。

 さて、もう、帰ろうか。ここは彼女の家だということを忘れてしまうところだった。危ない危ない。

 廊下に転がる人形がすこし僕を睨み付ける。しかし、僕はそれを無視して玄関へと向かった。

 彼女のノートを片手に僕は家を出た。

 目の前の人が僕を指差して言う。


「人殺し」




 ノートの最後に書かれている彼女の最期の言葉を読み上げる。


『あなたと私はこれで永遠だ』

「どういうこと?」

 目の前の彼女に言う。


 僕らは笑った。

ミーケんです。

今日の短編は30分ぐらいでできました。笑

ですので短いことには目をつぶりましょう?

はい。そして今回の短編についての解説です。

すみません。解説しません。

だってこれ30分ですよ?

思い付き100%ですもん。いや、一応は考えてますが、、。

でもこういう情報量の少ない物語っていうのはやっぱり自分でどうなるのか想像するのが楽しいと僕は勝手に思っているわけです。

なのでここで僕はなにも解説をしないことにしました!

あととは皆様の思うように想像してください笑

では、また機会があればどーぞー!

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