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おじぃシリーズ

海の中なら

作者: さがりばな

     

ふと気付いたら寝ていた、なんて事は良くあって溺れることも慌てる事も無い。ただ空を見ていたらいつもそうなる。習慣みたいなものだった。


久しぶりに島に帰るとおじぃおばぁがニコニコしながら待っていてくれた、おじぃは僕と早く海に行きたいらしく「だぁ早く海行こう」と僕を急かすように引っ張って行く。おばぁとも話したかったのにな


おじぃは酒飲みだが海の事を良く知っていて僕の海の師匠だ。「先週ぐらいからミジュンが上がってるさ」と、小さな小魚を網で捕まえて僕に食わせたいらしく張り切っていた。おじぃが網を投げてる間に僕はサザエやシャコ貝を適当に採りつつ、ふよふよと泳いでいた。



何故帰って来たのか、そんな事は聞かれなかった。



久しぶりに海に入るとなんとも言えない感覚が僕を迎えてくれる。


海の中なら素直になれた。


しばらくはまだ頑張れそうだ。「おーい、採りすぎたから帰るどー!」



今日の夕飯はミジュンの唐揚げに決まった

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