おまけ デイジー
おまけはデイジーの視点です。生まれて初めてBL?に挑戦しました(笑)
少し前のお話ですの。
わたくしがまだ女子校に通っていた頃のことですわ。
「今日招待した理由はお分かりよね? デイジーさん」
今日、わたくしデイジー・フローレスは学校のサロンに呼びつけられていました。
お茶の席ですが、わたくしは王女殿下他十数名に取り囲まれています。
「もちろんでございます」
セシリア王女殿下から招待状が届いた時から、理由なんて分かっていますのよ。
「あなた、ブライトお姉様を護衛にしているわね。休日は一日中一緒にいるですって!」
王女殿下はお姉様の大ファン。集められた他のメンバーもみんなお姉様ファンクラブのメンバーですわ。
わたくしに嫉妬の視線が集まります。
「1人占めなんて許せませんわ」
「あなた、パーティーでお姉様と踊ったのよね、うらやましい」
「わたくしたちを敵に回して、社交界で生きていけるとお思い?」
わたくしにだって分かっていますわ。
それでも公爵家令息との婚約話は口止めされていますし、ごまかすしかありません。
「お、お姉様もお仕事ですのよ。お嫁入りのお話がないから仕方なく」
「それなら我が家で雇いますわ!」
何人もの声が合図なしでそろいました。
あらセシリア様まで。
「それはたぶん無理ですので‥おわびにこちらをお持ちしました」
わたくしは昨夜徹夜してかき上げた紙の束を出します。
これがわたくしの奥の手ですの。
「なんですの? ブライト様の物語? 主との禁断の恋?」
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『アーロン様、このお菓子おいしいですよ。ほら、あーん』
ブライトはクッキーを主人の口に押しこむ。
『ブライトやめろ、これから‥私は見合いをするんだ』
しかし頬を染めた彼の主人は、苦悩の表情を浮かべた。
『だって僕のアーロン様を取られるなんて、耐えられない』
『私だってそうだ! だがこれは家のため』
アーロンはブライトと指をからめる‥
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そう、それはブライト様とローアン様をモデルにした恋愛小説ですの!
「ちょっと、な、なによこれ!」
セシリア様が興奮してこちらにつめ寄って来ます。
「ふふふ、わたくしをお許しいただけるなら、この続きを書きましょう」
戦況はひっくり返りました。
優勢に立ったことを確信して、わたくしはほほ笑みます。
「むー卑怯な」
「でもセシリア様、わたくし続きが読みたいわ」
「わ、わたくしも」
これにて無罪放免ですね!
そして今にいたりますの。
ブライアお姉様はわたくしの護衛騎士になりました。
いつもあの素敵なお姿をおがめる幸せに酔いしれますわ。
ローアン様とは結婚しましたけど、それはそれ、これはこれ。
「ブライト、あんまりデイジーに近づくなよ」
「分かっていますって、気にする必要ありませんよ」
今日のお二人も仲睦まじい様子を見せてくれましたわ。
わたくしは今日の夫と護衛の会話を思い出し、ペンを取ります。
『ブライト、君には私がいる。女には近づくな』
『分かっています、僕の心はあなたの物だ。気にする必要なんてないだろ?』
うふふふ‥結婚生活がこんなに幸せだなんて知らなかったわ♡
側仕えの美少年とか年上の護衛隊長とか、題材には事欠きませんし、ハア‥
今日もペンは止まりませんの!
なろうの作品を読み始めて気に入ったのが、腐女子ヒロインです。
主人公で書くのはあきらめましたが脇役なら何とかなるか? と挑戦。
おかしな描写がありましたらくわしい方指摘して下さい(-_-;)
BL苦手なのに腐女子は好き、推し活女子も好きなので、周りから引かれるレベルで何かが好きな主人公に共感するのでしょう。




