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魔法印  作者: Rizanthe Dravenhart


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13/15

闇に差し伸べられた手

太陽はすでに天頂にあり、学院のベルが鳴り響き、休み時間の始まりを告げた。

「みんな、私から出した課題を忘れずにやるんだぞ」

そう言いながら、テッドは本を整えた。

「それから、コルヴィアンとリザンテ。二人は私と一緒に研究室へ来い」

とテッドは付け加えた。

三人は学校の研究室へ向かった。研究室の扉の前に着くと、扉の隙間から煙が漏れ出していた。

「どうして、煙が出ているんだ?」

とコルヴィアンが言った。

「危なくないんですか?」

とリザンテが尋ねた。

「心配するな。きっと私の助手の仕業だ」

とテッドは答えた。

扉が開き、髪がぼさぼさの少女が煙にむせながら外へ出てきた。

「ふぅ……やっぱりこのクリスタルは大量のマナを保存できないみたい」

とミスロは手を振りながら言った。

「先生、1-Aの授業はもう終わったんですか?」

とミスロが続けた。

「ああ、もう終わった。ただし、お前は魔法結晶の理論をもっと勉強しないといけないな」

とテッドは言った。

「はい、先生!」

ミスロは笑顔で答えた。

「それで、先生の後ろにいるその二人は誰ですか?」

とミスロが尋ねた。

「彼らは1-Aの生徒だ」

そう言ってテッドはコルヴィアンとリザンテの後ろに下がった。

「こちらがコルヴィアン、そしてこちらがリザンテ。二人とも1-Aの生徒だ」

とテッドは二人を指差しながら言った。

「はじめまして、私の名前はミスロ。1-Dの生徒です。将来の夢は、多くの人を助ける魔導具を作ることです!」

とミスロは大きな声で言った。

「じゃあ、魔法の武器を作っているんですか?」

とコルヴィアンが尋ねた。

「はい、武器だけじゃありません。例えばこの魔法の腕輪。中級レベルの魔法防御を持っています」

とミスロは腕につけた腕輪を指差して言った。

「待ってください、その道具はもう試したことがあるんですか?」

とリザンテが尋ねた。

「それなら、見ていてください」

ミスロは腕輪に刻まれた文字に触れ、ゆっくりと魔法の防護がミスロを包み込んだ。

「これが私の作品の一つ、防護結界です!」

とミスロは誇らしげに言った。

コルヴィアンはその防護に触れてみた。

「わあ、すごい。こんな魔導具を作れるなんて」

リザンテは魔法の防護を軽く叩いた。

「面白いですね。マナを防護に変えられるなんて」

「よし、その話はまた後だ。私の研究助手の作品を見たいならな」

テッドは手を叩いた。

「ミスロ、今から二人と一緒にアウレリオン山へ魔法結晶を取りに行ってこい」

とテッドは言った。

「はい、先生!」

とミスロは答えた。

「待ってください、先生。僕の魔法は攻撃系じゃないんですが……」

とリザンテは言った。

テッドはポケットから小さな金属片を取り出した。

「これを使え。モンスターから身を守れる」

リザンテはその小さな金属を受け取った。

「これは何ですか、先生?」

「ただの小さな金属みたいだな」

とコルヴィアンは言った。

「リザンテ、その金属に自分のマナを流し込んでみろ。驚くぞ」

とテッドは言った。

すると小さな金属は、赤い結晶核を持つ剣へと変化した。

「すごい……こんな武器、初めて見た」

とコルヴィアンは言った。

「本当だ。こんな武器を見るのは初めてだ」

とリザンテも答えた。

「その武器は私だけが作れる。真似できる者はいない」

とテッドは言った。

「先生は本当にすごいです。こんな武器を作れるなんて」

とコルヴィアンは言った。

「では、三人ともアウレリオン山へ行け。あそこにはモンスターがいる、十分に注意しろ」

とテッドは言った。

「次の授業はどうなるんですか?」

とリザンテが尋ねた。

「心配するな。今日は残りの授業を免除してもらう許可は取ってある」

とテッドは答えた。

三人はアウレリオン山へ向かった。青空は次第に橙色へと染まっていった。

やがて三人は、アウレリオン山にある小さな洞窟の前に到着した。

「ここ、幽霊とかいませんよね?」

とコルヴィアンが尋ねた。

「幽霊なんて存在しないよ」

とリザンテは答えた。

「二人とも、中に入る準備はいい?」

とミスロが言った。

「もちろん」

とリザンテは答えた。

「よし、俺も準備できてる」

とコルヴィアンは周囲を警戒しながら言った。

三人は油灯の明かりを頼りに、暗い洞窟の中へ入っていった。

「ところで、二人は貴族?」

とミスロは尋ねた。

「僕は貴族じゃない」

とリザンテは答えた。

「俺は一般市民だ」

とコルヴィアンは言った。

「よかった。学院には貴族や裕福な商人の子供が多いから」

とミスロは言った。

しばらく進むと、洞窟の分かれ道の一つに青い光が見えた。

「着いたよ。ここが目的地。時々モンスターの巣になるから気をつけて」

とミスロは小声で言った。

二人は黙ってうなずいた。

ミスロは首元にある魔法刻印を起動させ、巨大なハンマーを出現させた。

リザンテは額の魔法刻印を起動し、顔に模様が浮かび、テッドにもらった剣を構えた。

コルヴィアンは手のひらの刻印を起動し、腕を覆う模様が現れた。

三人はゆっくりと青い光の方へ進んだ。

そこには大量の石でできたモンスターが集まっていた。

「石のモンスターの数が、いつもより多いわ」

とミスロは言った。

「何か影響しているものがあるんでしょうか?」

とリザンテは返した。

「どうして石のモンスターなんだ?」

とコルヴィアンは尋ねた。

「分からないけど、洞窟の奥にいるモンスターが追い出したのかもしれない」

とミスロは言った。

「確かに、そうかもしれないな」

とリザンテは答えた。

「もしかして、あれはゴーレム?」

とコルヴィアンは尋ねた。

「早く倒して、必要な結晶を集めましょう」

とミスロは言った。

「よし、準備はできてる」

とリザンテは言った。

「ねえ、俺の質問には答えてくれないのか?」

とコルヴィアンは言った。

ミスロは走り出し、ハンマーで石のモンスターを叩きつけた。

それに続いてリザンテが剣で攻撃し、コルヴィアンは空間魔法を使った。

ミスロは息を整え、汗を拭った。

「重い武器で戦うのは、結構疲れるわね」

「本当に硬いな、まるで石そのものだ」

とリザンテは言った。

コルヴィアンはしゃがみ、砕けた石の欠片を手に取った。

「どうして石が、生き物みたいに動けるんだ?」

「理由は簡単。長時間マナを浴びた石だから動けるの」

とミスロは答えた。

「なるほど、ありがとう」

とコルヴィアンは言った。

「ミスロ、結晶は全部取る必要がありますか?」

とリザンテは尋ねた。

「いえ、いくつかの塊だけでいいわ」

とミスロは答えた。

ミスロは再び魔法刻印を起動し、いくつかの魔法結晶を砕いた。

リザンテとコルヴィアンはそれを拾い、袋に入れた。

「よし、作業は終わり。学院に戻りましょう」

とミスロは言った。

その瞬間、洞窟の奥から低い咆哮が響いた。

「急いで、あのモンスターが来る前に出るわよ」

とミスロは言った。


三人は急いで洞窟の外へ向かった。

「やっと、外に出られた……」

ミスロは息を整えながら言った。

「うん、あのモンスターはまだ追ってきていないみたいだ」

とリザンテは言った。

「そもそも、俺たちを追ってきたモンスターって何なんだ?」

とコルヴィアンは尋ねた。

はぁ……はぁ……。

三人の背後から、非常に重い呼吸音が聞こえてきた。

「……シッ」

ミスロは口元に指を当て、二人に音を立てないよう合図した。

一体のモンスターが、まるで彫像のように動かない三人の横を、ゆっくりと通り過ぎていった。

[なぜあのモンスターがここにいるの? 本来なら洞窟の最深部にいるはずなのに]

――ミスロの心の中。

[どうか、このまま洞窟の奥へ戻ってくれ……]

――リザンテの思い。

モンスターはコルヴィアンの顔のすぐ近くまで近づいた。

コルヴィアンは汗をかき、心臓が激しく鼓動していた。

[耐えろ……動くな]

――コルヴィアンの思考。

その瞬間、モンスターは突然、カラスの鳴き声の方向へ走り出し、そのカラスを掴み潰した。

三人は別の方向へ、そっと歩き出した。

しかし、コルヴィアンは誤って小枝を踏んでしまった。

モンスターはすぐさま、ものすごい速さで三人の方へ走り出した。

「逃げろ……!」

とリザンテが叫んだ。

三人はモンスターに追われながら必死に走った。

心臓は激しく脈打っていた。

「なんで、あのモンスターから逃げてるんだ?」

とコルヴィアンは言った。

「あれはソノスだ。周囲で音を立てるものを、何でも破壊するモンスターなんだ」

とリザンテは答えた。

「今は、とにかくあのモンスターから距離を取らないと」

とミスロは言った。

その瞬間、大きな手がコルヴィアンの胸を貫き、血に染まった。

「コルヴィアン……!」

リザンテとミスロは叫んだ。

モンスターはコルヴィアンを高く持ち上げ、地面へ叩きつけた。

リザンテの顔は一瞬で憎しみに染まった。

「必ず殺してやる……このモンスター!」

とリザンテは叫んだ。

「やめて! そんな無茶をしないで!」

とミスロは叫んだ。

コルヴィアンは地面に倒れ、意識が遠のく中で、リザンテがモンスターと戦っている姿を見ていた。

――――

コルヴィアンが目を開けると、そこは非常に暗い場所だった。

周囲には、マナに包まれた山々が連なっていた。

「……ここは、どこだ?」

とコルヴィアンは言った。

周囲を見渡すと、彼はマナに覆われた山々に囲まれていた。

「主よ、我が場所へようこそ」

背後から、低く静かな声が聞こえた。

コルヴィアンが振り返ると、そこにはいつも夢に現れる影が立っていた。

「なぜここにいるのか、気になっているだろう?」

影は微笑んだ。

「答えは一つだ。お前は二度目の死を迎えた」

と影は続けた。

コルヴィアンは言葉を失い、目を見開いた。

冷たい汗が全身を伝った。

[あの時の出来事は……本当に現実だったのか?]

「安心しろ、主よ。私がお前を再び生き返らせてやろう」

影は笑った。

影はゆっくりと近づき、コルヴィアンに手を差し出した。

「主は、私とこのすべてのマナの山を支配できなければならない。

さもなくば、この体は私のものとなる」

無意識のうちに、コルヴィアンはその手を握った。

次の瞬間、まばゆい光が溢れ出した。

――――

「……ごめん、コルヴィアン。君を守れなかった」

リザンテは静かに言い、涙が地面に落ちた。

「どうして……こんなことに……」

ミスロは泣きながら言った。

「……どういうことだ? 俺は……生きてるのか?」

コルヴィアンは小さく言った。

「そんな……ありえない!」

とリザンテは叫んだ。

「よかった……コルヴィアン、生きてたのね」

とミスロは言った。

リザンテはコルヴィアンの胸の傷を確認したが、そこには傷跡一つなかった。

[……もしかして、コルヴィアンは人間じゃないのか?]

――リザンテの心の中。

「コルヴィアン、まだ歩けるか?」

とリザンテは尋ねた。

「ああ、大丈夫だ」

とコルヴィアンは答えた。

「荷物は私が持つわ。無理しないで」

とミスロは言った。

三人は再び学院へ向かって歩き出した。

太陽は沈み、昼はゆっくりと夜へと変わっていった。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

自分が書いたアイデアを、皆さんに読んでいただけてとても感謝しています。

もし至らない点がありましたら、ぜひコメントや感想、アドバイスをいただけると嬉しいです。

それでは、引き続きお楽しみください……

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