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第二話「憤怒」

僕が目を開けると、そこは無機質で、限りなく白い空間だった。視界の中心には、赤く燃えたぎる炎が揺れている。炎は次第に形を取り、ゆらりと人の姿を成した。目の前に現れたのは、鋭く紅く光る瞳と、白銀の長髪を持つ男——だが、その顔はなぜか僕とよく似ていて——


「お前、ここに来る直前のことは覚えているか?」そんなことを考えていると、その男が問いかけてくる。

「ここに来る前…? 森でウサギを仕留めて…それから……っ!」思い出した瞬間、胸の奥が焼けるように熱くなり、思わず口を押さえる。怒りで体が小刻みに震えた。

「っ、待てよ……お前、ここに来る前に聞こえた声と同じ——」僕が言いかけた途端、男は嘲笑を浮かべ、声を被せてきた。

「ああ、そうだ。俺がお前をここ——『精神世界』に引きずり込んだからな」

僕は警戒を持続させながら彼の目を見る。

彼の紅い瞳は、怒りの炎を宿したように燃えている。


「さて、本題に移ろうか。お前の記憶を少し覗かせてもらったぞ」

男は二本の指を立て、薄く笑った。

「一つ。今のお前の状況は、腹立たしくて仕方がないということ。二つ。俺はお前の“固有魔法”によって形を得た存在だということだ」

そう言うと男の近くに椅子が現れ、男はその椅子に座る。

「固有魔法……? な、何を——」

「考えてみろ。自分の中に、俺のような“他人”がいる理由をな」

「っ、この……!お前は、僕の言葉をいちいち遮るな!」僕が怒号を飛ばした瞬間、そいつはガハハと豪快に笑った。

「特別に教えてやろう、お前の固有魔法、それは『七罰の分身(ペルソナ・セプテム)』」

その真実が男の口から語られる。

「自分の『罪』から自身の分身とも言える人格を作り出す、まぁ簡単だな」そう言いながら男はゆっくりとその椅子から立ち上がる。

「そろそろ時間がまずいな、ほら現実に戻れ。」

その手が僕の胸を押した瞬間、背後に黒い扉が現れる。奈落のように深く、底が見えない。


僕は抗う間もなく落下を始め、胃が喉元まで競り上がり、耳元では風を切り裂く音が鳴り響く。

「ま、待て!お前が僕の感情から産まれたならお前は一体…!」落下しながら僕がそう叫ぶとその男は不敵な笑みを浮かべながら僕にその言葉を告げる。

「俺は『憤怒』だ——」

その声が雷鳴のように脳内を震わせた瞬間、視界が真っ黒に塗りつぶされる。

世界が断絶し、上下も時間も消え去る。


——そして。


「かはっ!? はぁっ、はぁっ……!」

荒い呼吸とともに、僕は目を見開いた。

肺に流れ込む空気は熱く、喉が焼ける。

(何秒の間意識を失っていた!?今のは幻覚か!?悪魔はどうなった!?)

と、顔を上げた瞬間、視線がぶつかった。

血よりも赤く、深淵よりも深い瞳。

その悪魔は、まるで獲物を逃がさぬ捕食者のように、確かに俺を見据えていた。


だが、悪魔の表情は一瞬歪む。

低く唸り、悪魔は大きく羽を広げ、体を羽で押し上げ、飛んだ。

「っ…!待——」そう僕が叫ぶ。

それと同時に、地面が黒くひび割れ、そこから鱗と羽をもつ魔物(モンスター)が這い出す。

「ギィィィィアアアッ!」耳を劈く悲鳴。

蛇のようにねじれた首、猛禽のような鉤爪、そしてその瞳は毒を孕んだ緑色にぎらついている。


——「コカトリス」


人間の二倍はあろうかという巨体を持ち、翼を大きく広げ、羽ばたくたびに腐臭と砂塵を撒き散らす。

その怪物を残し、悪魔は空へと飛び去る。

地上には、血と毒の怪物と僕だけが残された。


炎に囲まれ、逃げ道はない。

(勝てるのか…?僕の実力で、少なくとも手冒険者が数人、手練が1人でやっと相手するような相手に…僕が…)

嫌な冷や汗をかき、顔を伝い地面に落ち、炎により蒸発する。

感じるのは、とてつもない殺意——


その時だった。

『何悩んでるんだ?お前は、目的のために生き残るんだろ?』と突然、胸の奥から響くような声が割り込んできた。


この声、喋り方、嘲笑的に笑い。間違いない——憤怒だ。

(目的って…何を——…)

『お前は、今、怒りに燃えている。復讐したいと強く願っている。』


(それは…!)


『違うと言うつもりか?違わないな、俺はお前の『憤怒』だ、お前がどのような怒りを抱いているかもわかる。』


(…っ、でも!こんな怪物にどう勝てって…!)


『…怒りを思い出せ、お前は、こんな相手すら倒せないのに復讐するつもりなのか?昔のおじさんとの強くなる約束を破るのか?』


(…ああ、そうだな)

憤怒との長いようで短い会話を終え、僕はナイフを握りしめ、息を整える。手のひらから伝わる感覚が、血の熱と怒りの熱を同時に知らせてくる。

それに呼応するかのようにコカトリスの巨大な頭が低く構える。


『来るぞ!回避しろ!』

その声が脳内に響いた、その刹那。

突然、やつの口から粘性の強い毒液が飛び出した。空気を裂くように飛ぶその液体を、僕は瞬時にそれを身を翻し、避け、奴との距離を積める。

毒液は僕の背後の地面の一部を溶かし、凹みを作り消滅する。

もし僕みたいなのがあれを急所に受けたら即死だ——。


だが、僕には恐怖はなかった、アドレナリンのせいもあるだろうが、こんなもので恐怖していたら復讐を達成などできるわけがないとわかっているからだ。

「『脚力強化(クディスエンフィル)』!」そう唱え、足に魔力を集中させる。

こうすれば練度の低い僕の身体強化魔法でも通常の2倍は早く走れるからだ。

そうして、僕はコカトリスとの距離を一気に詰める——


『…ぞ!』

(なんだ?憤怒が何か叫んでる?よく聞こえない。)

『…が来るぞ…!』

(危機的状況に置かれたせいでアドレナリンが…何を言ってるんだ?)

『おい!尻尾が来るぞ!避けろ!!!』


その瞬間、視界の端で何かが飛ぶ。

蛇の頭である尾のくねり、まるで弾丸のように僕に向かって真っ直ぐ飛んくる。


僕は咄嗟にナイフを振りかざし、尾に噛ませる。

だが、その威力は凄まじく——

腕に激痛が走り、次の瞬間には衝撃に体を持っていかれ。

まるでスーパーボールのように5mも後方へ弾き飛ばされ、そのまま窓を突き破って燃える民家の中へ叩きつけられる。

木片が肌を裂き、熱気が全身を焼く。

炎の渦巻く室内では梁が崩れ落ち、火の粉が雨のように降り注ぐ。

息を吸った瞬間、喉が焼けるように痛み、肺の奥まで熱が突き刺さった。

ここに長くいたら死ぬ——本能がそう告げていた。

「かはっ…!がぁ…!」衝撃により胃の中身が全て吐き出される。

喉が焼けるように痛み、息を吸うたびに胸の奥まで熱が突き刺さり、不快な焦げた臭いがし、熱により歪む視界は全てが赤黒く滲んで見えた。

腕は痺れ、ナイフを握る手も震えていた。


——それでも。

『立て、ここで死ぬ気か?』胸の奥で憤怒の声が響く。

怒りとアドレナリンが混ざり合い、僕はふらつく足に無理やり力を込めた。

僕は、それでも立ち上がる。

左肩は上げることはできず、ナイフを握っている腕も動かしたり力を入れるとズキンズキンと脈打つような感覚が走り、ナイフを握っているのもやっとだ。

この感覚は恐らく「痛み」、アドレナリンが分泌されていなければ耐えられなかっただろう、呼吸もままならない。

袖の一部を破り、ナイフごと手に縛り付け、震える手でも握り続けられるようにす、る。


『さて、もう油断はするなよ?』胸の奥でまたしても憤怒の声が響き渡る。

(ああ、わかってるさ)

そう返事すると強化された脚力を全身に集中させ、僕は窓の枠を蹴り、風のように痛みと熱をかき分けながら飛び出した。

空中で体をひねり、ナイフを握る手を前に構える。

炎で歪む視界をかすかに追いながら、着地地点を見定める。

ズサァァァァァ!と靴裏と砂利が擦れる音を響かせ、僕はコカトリスの前に着地する。

膝を軽く曲げ、身体の重心を低く保つ——これ以上の油断は許されない。


やつは再び飛び上がり、最初と同じように粘着質な毒液を口から吐き出した。

空気を裂く音とともに飛ぶその液体——先ほどより距離は近く、体をねじって避けるのもギリギリだ。


その瞬間、後隙を狙うかのように「蛇の尻尾」が一直線に迫ってくる。

咄嗟にナイフを構え、僕は尾を受け流す。

刃先が尾を弾き、脇へと蛇のようにしなる尾を逸らす——わずかの差で命を繋いだ。


一瞬の油断が命取りになる世界で、僕はなぜか「興奮」し、口から笑みが溢れた。

高く跳び上がり、空気を切る音とともにナイフを振るう——狙うは「翼」。

羽の付け根は硬い鱗に覆われ、普通のナイフでは刃を立てることすら困難だ。

だが、僕のナイフは先ほど炎に晒されたことで赫く熱せられていた。


ザクッ、と鋭い感触が手に伝わる。

刃が鱗を割り、羽を裂いた瞬間、コカトリスの羽ばたきが鈍り、風圧が変わる。

片羽を切り落とした——その重みと衝撃が、僕の体を揺さぶった。

「ギィャアアッ!グァアッ!」

コカトリスが苦しみの咆哮をあげ、足と片羽をジタバタとさせる。


その瞬間、僕とコカトリスは自由落下を始めた。

(これはチャンスだ——次は目を狙う)

空中で体を捻り、落下の勢いを利用してナイフを振る。


——ナイフが目に届く、その刹那。


「っ…!?」

鋭い激痛が全身を貫く。

息が止まり、視界がぐらりと揺れる。


アドレナリンが切れたせいか、ナイフの狙いは外れ、僕は地面へ力なく堕ちる。

焦点の定まらない視界の中、立ち上がるコカトリスの姿が見えた。

蛇のようにしなる尾が、再び僕に向かって迫る。


「っ…!」

噛みつきの衝撃が足を貫き、毒が体を侵すかのように意識が真っ暗な闇に飲み込まれた。

視界が揺れ、重力も感覚も消え、世界はぼんやりと遠くなるり——


* * *


「…気絶したか。まぁ、この実力差でこれだけ善戦したのなら上出来だろう…」

どこからともなく響く声に、かすかな笑みが混じる。

「さて…出るとするか——」


その瞬間、辺りを巨大な魔力が包んだ。

その巨大な魔力の中心にいる少年の目は…怒りの炎で深紅に燃えていた——。

「この毒は熱に弱くて助かった。

もし解毒できなかったら、俺は死んでいただろう」

少年の言葉が白熱する空間に響く。

その視線の先で、炎が集まり、鎖のように蠢きながらコカトリスを縛り上げる。

「ギェエェッ!」

焼けた鱗がはじけ、苦悶の声をあげる怪物。

「こんなに炎があって、本当に助かった…俺が本気で動いたら、この肉体はついてこれなかっただろう」

少年の瞳は深紅の炎に燃え、魔力が体中を駆け巡る。

炎の鎖がさらに締まり、コカトリスの翼も尾も自由を奪われる。

熱と魔力により、怪物の体が悲鳴をあげてそのまま地面に叩きつけられ

——そして。


* * *


光暦 976年 8月8日 午前9時 トリス近くの洞窟。


そして僕は目を覚ます。

「ん…ここは…?」目を擦ろうと手を挙げると、水が重く手首を押さえ、耳に小さチャプと音が響く。

胸下あたりまで浸かる水の冷たさに、体が小さく震える。


視界を上げ、あたりを見渡すと薄暗く湿気の包み込む洞窟のような空間。

雨の音が洞窟の外から絶え間なく降り注ぎ、辺りは湿った土と苔の匂いが混じり、冷たい空気が肺を満たす。

『…1日眠ってたな、目が覚めたか?』脳内に、あの憤怒の声が響いた。

力強く、しかしどこか優しげに——まるで僕を諭すかのように。


(村は…コカトリスは…飛び去った悪魔は…)


『村は全焼、コカトリスは俺が倒して肉とかはそこの皮袋の中に入れてある。飛び去った悪魔は…わからない』その憤怒の言葉を聞きながら、積まれている大量の革袋を一瞥し、僕はその水から這い出る。


(そうか…母さん…おじさん…)

脳内で憤怒とそんな会話を交わしながら体の芯から湧き上がる「怒り」と「悲しみ」、そして「悔しさ」を感じる。


(そうだ、傷…)と僕が疑問を口にすると、憤怒はすぐに答える

『傷については大丈夫だ、多少まだ痛むだろうが魔力を大量に使って「治癒(ヒール)」をかけたからな』


(適正属性以外の魔法は性質が合わない都合上大量の魔力を消費するはずだ…一体お前…どれだけ——)と、話していると、雨が止む。

『ほら、雨が止んだぞ、こんなところでグズグズしている場合か?』

(…それもそうだな、まずは近くのフェルナ町に行こう、あそこは商品が揃ってるからコカトリスの素材を売った金で装備とかを整えることもできるだろうし)

そう言いながら僕、いや、僕達はずっしりとしたその荷物を持って歩き出した。


* * *


光暦 976年 8月8日 午前11時 ジャルディン領「ジャルディン」


コンコンコンコン——ドアをノックする軽快な音が部屋に響き渡り、扉越しに低く落ち着いた声が聞こえる。

「領主様、セバスティアン・ロワールでございます。」

私は書類を書く手を止め、扉の前にいる人物に声をかける。

「どうぞ。」

ドアがゆっくりと開き、その初老の男性は部屋に入る。

「例のトリス村のご報告で参りました。

総人口427人のうち、死者数402名、行方不明者数24名でございました。」


私は眉をひそめ、わずかに首を傾げる。

「あら、1人足りないようね。」

セバスティアンは小さく頷く。

「左様でございます。偶然、村の近くにいた商人の証言によりますと——燃え盛る村から走り去る、紺色の髪をした少年を見たとのことです。」


沈黙が一瞬、部屋を支配した後。

私は冷たく指示を下す。

「…その者をすぐに特定しなさい。

そして王へ、400人を殺した重罪人として指名手配するよう伝書鳩で知らせ、民にも警戒を促すのです」

「…承知いたしました」


* * *


光暦 976年 8月8日 午前13時 「フェルナ町」


石畳に整えられた道には、雨に濡れた屋根から水滴が落ち、小さな水たまりを跳ねる。

両脇には木造の商店が並び、雑貨屋、武具屋、食料品店がひしめき、色とりどりの布や香辛料の匂いが鼻をくすぐる。


遠くには小さな港も見え、漁船が停泊し、潮の匂いが湿った風に混ざって運ばれてくる。波の音とカモメの鳴き声が町全体に微かに響く。

子どもたちは水たまりで飛び跳ねて遊び、道行く人々は濡れたマントを払い、軋む荷馬車の車輪を引きながら行き交う。雨上がりの舗道には泥と木の香りが混じり、足音が軽く反響する。


町の中心には広場があり、市場の屋台が所狭しと並ぶ。魚、肉、野菜、果物、そしてコカトリスの素材のような珍しい品々が目を引く。人々の声、呼び声、取引の声が重なり合い、町の活気が肌に伝わる。


僕は肩にずっしりとのしかかる荷物を調整しながら、少し安心しつつ周囲を見渡す。

目指すのは『冒険者ギルド』——王国が運営する公共施設で、魔物(モンスター)の素材を売ることも、クエストを受けることも、依頼することもできる場所だ。


そうして僕は、その酒場のようにも見える場所へ足を踏み入れる。

踏み入れた瞬間、他の冒険者達が僕の格好を見てクスクスと笑うのが聞こえる。

だが、そんな中

「いらっしゃいませ!」

受付嬢は可愛らしい声で僕を歓迎してくれる。

「今日はどういったご用件でしょうか?ご依頼ですか?買取ですか?登録ですか?それともクエストですか?」

受付嬢は慣れているのかボロボロな服の僕にも愛想良く、にこっと微笑みながら尋ねてくる。

「冒険者登録と、買取をお願いしたいのですが」

僕が答えると、受付嬢はすぐに書類を用意してくれる。

「それでは年齢とお名前をご記入ください」


(…あの村で生き残ったのは恐らく僕だけだ。

ここで「カイン・アルステル」という名前を使った場合、怪しまれることもあるだろう。)

「僕の名前はレン・ヴァルデス、14歳です」

「はい!確認しました、では最初ですので『Fランク』からですね。

次のランクの魔物(モンスター)を倒したらランクアップできますので、頑張って高みを目指してくださいね!」

冒険者と魔物(モンスター)は、ランクごとに7つに分けられている。


Fランク 弱小 例:ゴブリン、ノーム、スプライト

Eランク 初級 例:ケルピー、オーガ、マーマン

D級 中級   例:コカトリス、グリフォン、ミノタウロス

C級 中上級  例:ワイバーン、ヒュドラ、ケルベロス

B級 上級   例:成体ドラゴン、巨大ヒュドラ、フェニックス

A級 英雄級  例:ティアマト、ベヒーモス、リヴァイアサン

S級 伝説級  例:神格級存在、太古の巨獣、超自然的存在


「次に買取になるのですが、どのような物を持ってきましたか?」という受付嬢の問いかけに、僕はその素材を出しながら答える。

「これです。」

「これは、コカトリスですね!お一人で討伐されたんですか?」受付嬢は目をキラキラさせながら問いかけてくる。

「はい、僕1人で倒しました。」

「すごいですね!それでは、Dランクにすぐさまランクアップでもいいでしょう!」そういうと、受付嬢は緑色の金属製の腕輪を手渡してくる。

魔法で今作ったのか、そこには僕の名前とDという文字が刻まれていた。

「ありがとうございます、それで、買取はいくらになりそうですかね?」

「あ、はい、買取の結果、金貨1枚、小金貨3枚、大銀貨1枚、小銀貨1枚で、合計88500Gになります!」


この世界での通貨について

1G=1円

小銅貨 10G

銅貨  50G

大銅貨 100G

小銀貨 500G

銀貨  1,000G

大銀貨 5,000G

小金貨 10,000G

金貨  50,000G

大金貨 100,000G


そうして僕はその金を受け取り、『さて、ここからどうなるかな』という憤怒の声を聞きながら、服を買うためにその場を後にした。


続く

〜あとがき〜

主人公「カイン・アルステル」

髪色 紺色

髪型 まっすぐと下に伸びる髪で、短い。

瞳の色 紺色

身長(10歳) 136.2cm

身長(14歳) 172.2cm

現在の年齢14歳

適正属性 無属性

固有魔法 『七罰の分身(ペルソナ・セプテム)

取得魔法 「探知魔法(サーチ)」「身体強化(コルプスエンフォル)」「魔力弾(ノクティス)」「視力強化(オキュルスエンフォル)」「火種(ピルナ)」「清水(アクル)」「氷結(グラナ)」「(ルナス)


人格「憤怒」

髪色 白

髪型 腰くらいまで伸びており手入れはされていない。

瞳の色 深紅より赤く、深淵より深い。

身長 172.3cm

現在の年齢 不明

適正属性 火属性

固有魔法 『怒りの豪華フレムス・インフェルナ

取得魔法 現在未公開


ギルドの受付嬢「リリス・アヴェル」

髪色 栗色

髪型 ローツインテール

瞳の色 緑

身長 137.6cm

現在の年齢 10歳

適正属性 非公開

固有魔法 非公開

取得魔法 非公開

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