表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/50

No5 プリマバレリーナのお作法


 どうしても彼と一緒になりたいので譲ってくれとせがむ女に私はまず土下座をさせる。おもむろに私はタイツを脱ぎ、クラシックバレエで鍛えた長く美しいつま先を出す。女の頭を優しく足で撫でた後、爪をカッターナイフ仕様にして斜めに刃を出し、女の髪を再度撫で瞬時にショートヘアにしてあげる。次に私はクラシックバレエで鍛えた美しい膝頭で女の首をこすって動脈を削ってあげる。女は血塗れになり、動かなくなった。更に私はクラシックバレエで鍛えた長く美しい二本の足で女の背中に乗り、勝利のフェッテを延々とする。夫は壁に背をぴったりつけて両手をあわせて拝むだけ。

 最後に私は女から飛び降り、クラシックバレエで鍛えた長く美しい足で夫の脳天からつま先までかかと落としで斬る。

 いきなりアラームが鳴る。出番だ。

 私は急いでチュチュに着替え王冠を載せる。クラシックバレエで鍛えた長く美しい足にトウシューズを履かせ舞台に飛び立つ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] えらく物騒なバレエ物語ですね~
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ