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No27 忠告



 初めてのバレエレッスンのためにママにピンクのレオタードを買ってもらいました。ピンクのレッスンバッグにシューズ、タオルも入れて、バレエスクールのピンクの門をくぐりました。すると私と同じピンクのレオタードを着たお姉さんが来て話しかけてきました。そのお姉さんは微笑みながら言いました。

「バレエは何があってもやめないように」 

 なんだかママに似ていると思っていたらお姉さんは私の心を読み取ったように「違うわよ、私は二十年後のあなた。次はあなたがあなたの二十年後に同じ言葉をいうのよ。順番だから」といって消えました。

 この話をママにいうと、ピンクのレオタードの魔法でしょうと言いました。ママの場合は料理教室で同じエプロンをつけたおばあさんと話し同じ言葉を言われたそうです。

「その人の忠告で何があってもやめなかった。そのおかげでママは料理研究家になれた」

 だから私もバレエをずっと続けようと思います。




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