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No 20 へびのバレエ




 そもそも足がないため、ルルベができぬとヘビ族の娘が泣く。

「先生、私は立って踊れません。どうしたらいいですか」

 この娘はどうしてもクラシックバレエを踊りたい。ヘビ族専門のコブラツイスト教室などは嫌だという。バレエ指導に自信のある私もさすがに頭を抱えた。娘の目は涙でぐしゃぐしゃだ。

「他のコはちゃんと立てる。羽のあるコは飛べる。みんな踊れる。でも私のバレエで得意なのはスプリッツだけなの」

「確かにスプリッツはあなたが一番じょうずよ。立てないならスプリッツ専門バレリーナというのはどうかな?」

「先生、私はこれだけは負けない」

「あなたはスプリッツの状態を維持したまま頭をもたげるのも上手よ。それでパ・ド・ドゥを組みましょう」

 私はヘビ族娘用に「メビウスの輪」というバレエ作品を振り付けした。相手は犬族のボルゾイ君だ。やらせてみると非常に優美な作品になり、世間でも話題になった。本当によかった。




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