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No16 バレリーナ刑事の講義 その1



 殺人現場の足跡の分析は重要です。足跡のつま先が外側を向いていればバレエの経験が豊かです。姿勢も良すぎるためバレエダンサーを見た目撃人が多く、聞き込みも容易です。

 シェネの足跡を残した場合、それがまっすぐなほどバレエが上手です。バレエ団員名簿から犯人の目星をつけましょう。でも歪んだ線や、ルルベが落ちて普通の足跡になっている場合は単なる大人バレエの生徒の可能性が大きいでしょう。その場合は捜索範囲を広げましょう。

 シャッセの距離幅から大体の身長が割り出されます。特に犯人が女性でポワントを履いていた場合、地面にめり込んだ穴とその直径から犯人愛用のメーカーがわかります。足跡が多いほど犯人の得意な踊りのパターンがわかります。

 聴講者から質問が出た。

「ダンサーは殺人後も踊りながら逃走するものですか」

 バレリーナ刑事は後ろカンブレをしたまま返答する。

「えぇたとえ殺人後であっても踊り続けます」






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