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No14 バレエ天国


 私はバレエレッスンが好きだが老衰で死んでしまった。棺桶の中で踊れないのが悲しくて泣いていたら、ピンクチュチュの天使が出てきた。

「さあ私とバレエ天国に行きましょう」

「どんなところ?」

「若返ってずーとバレエを踊れる」

「素敵、一緒に行くわ」

「ええ大歓迎よ」

 そこへブルーチュチュの天使が出てきた。

「そいつについていくと、バレエ地獄に行くよ」

「バレエ地獄?」

「ずーとバレエを踊れるけど、永遠に上手になれぬ」

 天使たちは私を取りあってケンカを始めた。私は考え込む。

「…バレエ天国もバレエ地獄も一緒よね?」

 ほかにグリーンチュチュや、ブラウンチュチュの天使も出てきて私を勧誘する。

「こちらの指導力は折り紙付き」

「こっちは生前よりもずっと上手になれる」

 要は私の生前のバレエ好きの情報が出回って勧誘を受けている。私は余裕たっぷりに天使たちに質問した。

「体験レッスンはできますか」



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