表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/50

No1 バレエレッスン場にて

 私は霊能者だが今の悩みは私が通うバレエ教室に地縛霊が一人いること。彼女にとっては、いくら踊っても、お月謝不要ということで居心地がいいらしい。そして彼女が見えるのは私だけ。先生たちには見えない。そのため一曲踊るごとに感想をせがむのでウザイ。

 とうとう私もキレて地縛霊に怒鳴った。

「あの世で踊って」

「じゃ、最後に一曲踊らせて」

「……」

「私の踊り、どぉ?」

「お上手~(棒)」

「やっぱここでレッスンする」

「だめ、地縛霊は目障りなのよ」

「それは私のセリフ。霊能者は目障り」

「地縛霊のくせによくもまあ」

 そこへ先生が入室してきた。地縛霊は目を輝かせてイケメン先生にまとわりついて踊る。完全に頭に来た私は、元ホストの憑依霊を呼び出し教室からあの世へ連れ出してもらった。二度と帰ってくるな。

 霊がいなくなったというのに先生の顔色がまだ悪い。

「大丈夫ですか」

「……頼むから君の生き霊も消してくれ」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 新ストーリーいいね! ブックマークしておきました、「ガンバ!!」です。 [一言] バレエ大好き地縛霊さんいいとこに取り付いたものですね~(爆)会費無料・・(発表会には・・いける?)((笑)…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ