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第二十一話 刻印核


第七ダンジョン

深層四十九階。


かつての

戦闘跡は、

ほとんど

残っていない。


まるで、

時間そのものが

巻き戻ったようだ。


佐山は、

慎重に進む。


足音が、

やけに

大きく聞こえる。


鼓動音が、

徐々に

大きくなる。


ドクン……

ドクン……


奥に、

巨大な扉。


黒と赤の

混ざった紋様。


見覚えがある。


異世界の、

上位召喚陣の

封印扉だ。


(ここか)


佐山は、

扉に手を置く。


冷たい。


次の瞬間。


扉が、

ひとりでに

開いた。


中は、

円形広間。


中央に、

黒い結晶体。


人の心臓の

ような形。


表面に、

無数の

刻印文字。


鼓動音の

正体。


(刻印核)


周囲に、

人影はない。


だが、

油断は

できない。


佐山は、

一歩

踏み出す。


床の魔法陣が、

一斉に

光る。


四方から、

影が

立ち上がる。


管理補助官に

似た存在。


三体。


「量産型か……」


佐山は、

息を整える。


(まとめて

行く)


短剣に、

純化魔力を

流す。


踏み込み。


一体目の

首を

斬る。


二体目。


横薙ぎ。


胴が

分断。


三体目が、

背後へ。


佐山は、

振り向かず、

肘打ち。


魔力衝撃。


頭部が

吹き飛ぶ。


影は、

すべて

霧散。


広間が、

静かになる。


佐山は、

刻印核の前へ。


距離、

三メートル。


結晶が、

脈打つ。


まるで、

意思を

持つように。


佐山は、

拳を握る。


「終わりだ」


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