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不穏な精霊の会話

初投稿です。

そこは辺り一面花畑であった。周囲どこを見渡しても花だらけ、あるのは小さなテラスと大きな樹木だけ。そして光の塊のような精霊が沢山浮かんでいる。そんな何も無いところだがどこか幻想的な雰囲気があった。ただ、そんな雰囲気にそぐわない喧嘩の声が響いてる。


『人間なんて滅ぼすべきだ!』

『馬鹿なのか?』

『精霊が人間に道具にされてる!』

『本当か?なら滅ぼそう』

『でも人間、利益もたらしてくれるよ』

『そーだよ!とゆうか情報が正しいのかもわかんないじゃん!!』


「私が調べてこよーか?」


喧嘩の声が飛び交ってる中ひとつどこか力がこもってない人型をしている精霊の声が遮った。ただ、その一言で騒がしかった精霊たちは静まった。


『『『『『『.................』』』』』』


「え?だめだったー?」


『そんなことはないけど....』

『し、調べるってどうやって?』

『もしかして....』

『えッ、まさか!』


「地上に降りて直接調べてくるよー」


『『『『『『............』』』』』』


すぐ騒がしくなったが、また静まった。


『人間滅ぼすための下準備?』

「違うよー全て滅ぼしたら困る精霊が出てきちゃうでしょーだから、精霊(道具)にしてる人間見つけて罰を与えるのよー」

『調査には賛成だけど、地上に降りるの何年ぶり?』

「わかんないなぁ、だいたい億ぐらいじゃないー?」

『人間社会に潜り込むんだよね?人間の知識あるの?』

「もちろんだよ〜!」

『試しに何か説明してよ!』

「いいよ〜」


そう笑顔で言う彼女だったが、

「人間は、魔人族や竜人族、海人族、精霊とかよりも寿命が短くて〜脆い!」


『『『『『『そういうことじゃない!!』』』』』


「え?」


『ほら、えっと硬貨の価値とか魔術とか精霊術とか!』

『人間の常識とか!』


「硬貨ってなぁに?」


『『『『『『....................』』』』』』


『僕硬貨の価値について教えるね』

『本好きな精霊呼んでくるー』

『人間の歴史に詳しい精霊も呼んでくる』

『人間の魔術や精霊術、魔道具の解釈とか利用価値に詳しい精霊呼んでくるね』

『精霊であることを隠す魔道具作ってくる!』

『人間社会に溶け込むための物資集めてくるよ』


「あれ?どうしたの?」


『なんでもないから、まず硬貨について教えるね』


そういうと目の前にコインが5種類出てきた。


『左端から銅貨、小銀貨、銀貨、金貨、大金貨だよ!それから___________』


まとめるとこうだ。

小銀貨→銅貨50枚

銀貨→銅貨100枚

金貨→銀貨100枚

大金貨→金貨100枚

の価値だそう、ただ大金貨は世には出回ってなく、国が保有しているらしい。


「へぇ、売られてるものを買うには絶対この硬貨がいるんだね〜、人間ってめんどくさいね」


『本好きな精霊連れてきた!』

『人間の歴史に詳しい精霊連れてきたー』

『僕も連れてきたよー!』


先程呼びに行った精霊たちが帰ってきた。


『これじゃぁ教えるのに時間かかるね』

『どうしようか?』

『どうする?』

「ねぇ?私がみんなと記憶共有すればいいんじゃない〜?」


『『『『『『『『それだ!!』』』』』』』』




精霊は基本的に光の球体のような形をしています。そして『』なのは精霊は声帯を持たず頭に音を響かせて話しているからです。主人公が「」なのは人型の精霊で声帯を持っているからです。


2/16一部訂正済み

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