行方知れずの友を探して
「ちわーす。レミアさん仕事なんかありませんかね」
カレッジは玄関開けて家の中に入るとレミアが何やら包帯を顔に巻いた男と話していた。
「アルファス!!もう怪我はいいのか?」
名前を言われたアルファスはカレッジの方を見ると柔らかい笑みを見せた。
「えぇ、治りかけですがおおかた怪我は大丈夫です。ここに来たということは手紙を見たのですね」
「手紙お前が出したのか。ミサハとは関わらないって言ったろだから燃やしたよ」
「え・・・・・・燃やしたんですか?」
「どうしたんですか師匠・・・・・・あ、アルファスさんこんにちは」
エメリアが挨拶するがアルファスはそれに反応できるほどの余裕はなく困惑していた。
「カレッジさん・・・・・・あの手紙は貴方に関わるとても重要な内容だったんですよ」
「ほら師匠やっぱり燃やさない方が良かったんですよ」
「重要なことってなんだよ?」
カレッジが問いかけるとレミアがカレッジの前に出てきてある人相描きを見せてきた。
「この顔に見覚えある?」
そこには顔に斜めに三本の傷が入ったボサボサの髪をした男が描いてあった。
それを見てカレッジは驚いた表情を見せ、黙り込んだ。
「パスト・ラルユウス・・・・・・元シールの騎士よ。ルーラから脱走したらしくて見つけ次第始末せよとルーラから命が降っているわ」
「生きてたのか・・・・・・パスト」
「誰なんですか?この方」
エメリアが聞くとカレッジは人相描きが書かれた紙に力が入り紙が歪んだ。
「パスト・ラルユウス。俺とアイスノックと戦場をかけた仲間だ。十年前のルーラとの戦いで行方不明になって死んだと思ってたんだが・・・・・・」
「私もルーラから連絡が入りカレッジさんに伝えに来たついでに、町の情報屋に情報を聞いて回ってたのです」
「それで私のところにアルファスが来ている時にあんた達が来たってわけ」
「どうしますか師匠?アルファスさんを探しますか」
エメリアが問いかけるとカレッジは人相描きをレミアに渡すとドアに手を掛けた。
「探すさ。アイスノックがパージと決着をつけたように俺もシールとの因縁に決着をつけるためにな」
「あーそういえばアイスノックから手紙がきてパストとフルバイエで会って戦ったらしいわよ。逃げられたそうだけど」
「フルバイエか。エメリアついてきてくれるか?お前の風魔法で探して欲しいんだ」
「もちろんですよ師匠!!」
エメリアは嬉しそうにカレッジのそばに寄ると、カレッジはドアを開け、外に出ようとすると。
「待ってください。私も行きます」
「アルファスお前まだ万全じゃないだろ」
「これはミサハ王国の問題。ことの顛末を王に報告する義務があります」
「・・・・・・わかった。じゃあフルバイエに向かうぞ」
三人は家から出るとフルバイエへと出発するのであった。




