不穏な気配
そしてその数日後の夜...
「「ジンさん、おやすみなさい!」」
2人はそのままベッドに向かい鍛錬で疲れていた2人はすぐに眠りに付いた
「うん、2人はもう眠りについたようだ。さて、ところでなんだが、さっきからこっちを見ている君は誰かな?その正体を教えてもらおうか!」
ジンはそう言い5体の仲間たちを召喚し攻撃をしようとする
「へぇ、俺に気付くとは、なかなか強いらしいね。でも俺は君に要は無いんだ。そこを通してくれないか?俺は例の2人に要があるんだ。」
不審者が言う
「まぁ、いったん外に出て話を付けようじゃないか。ここはモンスタートレーナーらしく、ね。」
「ふーん、どいてくれそうではないね、良いよ。真正面から叩き潰してあげる。」
そう言い侵入者は姿を現し、ジンと共に外に出てモンスターを召喚する
「ほぉ、なかなか強そうなモンスターだ、でもそれで私にそれで勝てるかな!」
侵入者のモンスターは鳥型の飛行しているモンスター、熊のような大きなモンスター、それに3体のゴブリン達だった
「行け!クスナ!先制攻撃だ!クライガー!暗闇に隠れろ!バフィ!全員にバフを!ナエトロ!あの鳥モンスターの情報を...ん?どこに行った!」
ジンが気付いた頃にはすでにクスナの上には鳥モンスターがいた
「まずい!スリチ!クスナの前側にストーンウォール!クスナは右に避けろ!!」
「もう遅いよ、行け。」
侵入者がそう言い放つと同時に取りモンスターはクスナのさらけ出ている頭に突っ込んだ
「クスナ!!」
クスナは力無く倒れた
「クスナは私が何とかする!スリチ!そいつを拘束してめった打ちにしてやれ!」
スリチは鳥モンスターを石の壁で覆い中でストーンバレットを相手に連射していた
そんなことをしている間に、ジンがクスナをソウルストーンに入れ、クライガーは熊のモンスターの後ろにいた
「クライガー!行け!」
ジンの合図でクライガーは熊のモンスターを後ろから切り裂き、熊のモンスターは血を出しながら倒れた
「へ~中々やるじゃん、でも囮のお陰で伏兵に気付かれずに済んだよ、じゃっ、やれ。」
侵入者がそんなことを言っている最中にジンの後ろからゴブリン達が吹き矢を撃つ
「なっ!?いつの間に!」
ジンが対応できない距離まで矢が迫っていたその時、横にいたナエトロが自らを盾にしてジンを庇い吹き矢に当たった
「ふ~ん、主人を自分の意思で守るモンスター、それもレアモンスターのナエストローか、良いね!あのお方に差し上げたら喜びそうだ!!」
「何を言っているのか理解したくもないが、ナエトロの治療が優先だ!君にはどこかへ行っても貰うよ!」
ジンがそう言いナエトロをソウルストーンに入れた瞬間、ジンの手元からソウルストーンは消え、侵入者の手元に渡っていた
「なっ!?いつの間に!返せ!」
「返すわけが無いだろう。まぁ本来の目的とは違うが今日はこれでいいとしよう、さらばだ!強かった者よ。」
「ソウルストーンを奪ったところで君には出すことも何もできないだろう?!なんで取るんだ!」
侵入者はそれに答えることもなく消えてしまった