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『不思議で悲しい今日見た夢』 Lyric by Lo’cca
『不思議で悲しい今日見た夢』 （小説版のタイトルを変えています）
死んだはずのおじいちゃんが 息をしました
「あいつを置いては行けねぇ」と
おばあちゃんも 天の迎えを待っていました
私は泣いていました
最期が近い おばあちゃん
私に笑って 歯のない口で言いました
「泣いてないで しっかり
わしの最期を見ろ」と
その言葉で 余計泣いてしまいました
おばあちゃんが 天に昇ってゆきました
おじいちゃんは ほほ笑みました
とっても優しい顔で 「今行くよ」と
私は泣いていました
おばあちゃんを 見送って
おじいちゃんも また息を止めました
起きた私の顔と枕は 泪で濡れていました
見たこともない おじいちゃんとおばあちゃん
不思議で悲しい夢でした
「泣いてないで しっかり
わしの最期を見ろ」と
その言葉で 余計泣いてしまいました
その言葉が今も 時々私の泪を誘う
