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恋バナは好きですか?

リオンの姿が消え追いつけない距離が離れ、

「お待ちください、置いていかないで」

ドランが意味もなく叫んだように見えただろう

姿を隠し潜んでいた者には、猿芝居は通じなかった

「素晴らしい、お気づきでしたか」

姿を目視出来ないが近くから声が聞こえてくる

急接近に調査スキルは、すぐに答えを導き出す

一度は疑ったが、現実だと知ると動揺が隠せない

鳥王(エンペンタールンは別格として

世界を救うために対峙する最終相手に値する存在

「まさか、監視などというつまらに役目を信じられませぬ」

思わず漏らしてしまい、体が空気を震わせていただろう

「その反応、そこまでお分かりか実に素晴らしい」

野性的な感覚ではなく、なんらかのスキルで

察知されているのか?興味を深めていた

「神の・・・禁じられた知識を操る魔王イフリーナル」


「闇の力が増幅されるアイドランス城内で闇の衣を纏う、私が見えるとは」

このもの許っておけばのちにやっかいな存在になる

「浄化の光で葬り去れ・・・属性が変わりましたが、闇の眷属」

「面白い、かりそめの姿ということか」

「色気に惑わされた・・・情けない結果なんですが」

「興味の引かれる話のようだ、詳しく聞かせて」

光の衣を翻し、その姿を現すと顔と顔が触れるすれすれにいた

ドランは少女恐怖症で姿を潜めるスキルを特化させたが

魔王イフリーナルは恋バナが好物で潜伏スキルを使用して

女子会に紛れ込み会話を盗み聞くことを楽しみにする

悪趣味な一面を持ち合わせていて詳しい内容を聞かずにはいられない

目を輝かせ親し気に肩を掴むと催促してきた

ドランは、なぜか、回避することが出来なく

敵対するものが語り合う不思議な光景が始まった


「聞いてください、木刀を持った少女達が乗り込んできて・・・」

「そういうことでしたか、実に興味深い」

クレハにボコられた話を語るうちに熱くなり

共感するように腹を立て時には笑い、ドランは目的を忘れていた

「非常に満足しました お礼に知りたい事があれば一つ、答えましょう」

は!時間稼ぎをされてしまいました

これが、魔王の力なのか!なんて恐ろしい敵なのだ

折角なので質問を「ジュエルエフェクティヴサークルは、どこに隠されおられますか?」

穏やかに笑っていた魔王イフリーナルの表情が一変した


冷酷な目で凍えるような声で語りだす

「くくく、実に面白い、私の企みに予想がついているようだね

場所は教えられないが恋バナのお礼に変わりの情報を教えてあげよう

配置を変えれば、私の野望を阻むことが出来るでしょう

だが、あれを操れるものは、限られている

2つのジュエルエフェクティヴサークルには、

破壊の女神が封印されていて、その一つがここなのですよ

残念ですがあなた達には何も出来ることは無い

操作できたとしても、目覚めますからね くくくく」


真青に近いドランの表情は読みにくいが目を見開いた

「なんと!僅かながら希望が見えました」

予想していない言葉に問い直す

「絶望の表情を期待していたのに話を聞いていましたか?」

「実は、アイドランス様の日記は大した情報がなくって、助かりました」

「まさか、私が謀られるとは・・・」

「それはこちらも同じ、我が主なら操れる気が致します」

「まさか、エンペンタールン・・・それはあり得ぬ」

玉座の間へ繋がる廊下を遮るよに移動したが

ドランの進む道は違った!出口の方へ走り出した

「逃しませんよ」魔王イフリーナルの手がドランンの肩を掴んだ

ドランはマントを翻すと姿を消し、指が空を切る

「なんて奴だ、どこに移動した」

ドランは、すこし離れた場所に現れるとマントをすぐに翻し姿を消す

「そこか」魔王イフリーナルは、禁じられた炎を使用

音もなく炎が一直線に広がっていくと灰へと変わっていた

「ヒィィィ」にドランが現れ、マントを翻す

ギリギリ背中をかすめていくが回避できていた

「無駄だ!何処に現れるかは分かっている」

入り口の扉を狙い、禁じられた炎が放たれ

アイドランスの自慢の扉は、跡形もなく消し去られた

このタイミングを待っていたかのように消えたドランが姿を現すと外へと逃亡する

「しまった 確実に仕留めるには仕方がない」

魔王ありながら神の力を使用が可能だという

だがそれは想像を絶する苦痛も伴なう

『光の衣』魔王イフリーナルは聖なる光に体を焼かれながら姿を消した

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