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拳は好きですか?

ベヒゼロットsの体にもたれかかるように

顔をうずめと背中に手を回し抱きしめていたハゼロモスだったが

爪をたて何かに抗うよう仕草を見せていた

背中を触れる指の感触が食い込むように変化して雰囲気が一変する

「うぅぅぅ」と低く唸り空気を吹く

胸に両手を当て荒々しく、掌で叩くように離れた

優しかったハゼロモスからは想像のつかない行動だっただろう

思いの外、強い衝撃に襲われ、すぐに人格が入れ替わったのを理解した

人格が入れ替わると人相も変わって見えてしまうのだろうか?

不安に襲われるが、真っすぐその顔を逃げ出せないと見つめる

変わらぬ優しそうな瞳にほっと胸を撫で下ろす

ハゼロモスは、キョトンとしたした様子だったが

何かを思い出したように目を丸く見開いた

記憶はいずれ共有される・・・

「僕が分かるんだね」

笑みを浮かべ、温もりを感じたいとその手を伸ばした

だが、ハゼロモスにはその姿など見えていない

何かを探すように周囲を・・アスゼルロスを見つけると駆け寄った

「魔王リィーングトン、謀ったわね」

「先ほど名乗ったと思うが忘れたか?」

問答無用とハゼロモスは、スキルを使用するが発動しない

悟ったような表情を浮かべると眉を吊り上げた

「闇魔法発動時間を稼いでまた力を封じ込めたのね、悔しいぃ」

「我はそのようなやり方わ好まぬ・・・・だが、魔族が言っても信じぬか」

「白々しい、油断させスキルを封じたでしょう、そうか呪文は完成してない?元の姿のままだもんね」

「話の通じないやつは難儀だ」

吐き捨てるように呟いたことで更なる怒りが高まる

「甘く見ないほうがいいわよ、武器が無くても強いんだから」

怪我はさせられない素手で殴りかかろうとするハゼロモスを

ベヒゼロットが羽交い絞めするが物凄い力だった

「え!なんで!動かない、卑怯者、正々堂々、戦いなさいよ」

「支離滅裂だな、魔族が相手でななかったのか?」

挑発されていると感じたのか顔を真っ赤にして手足をバタバタと暴れる

「聖なる加護は心から染み出すのよ」

身体能力を向上させると羽交い絞めから抜け出した


願ってもない展開!チャンスをうかがう存在がいた

モンくんがソード化してハゼロモスの目の前で輝く

神剣への昇格には上級魔族の討伐が欠かせないのです

【魔族を倒したいのなら力を貸しましょう】

精霊さんは、この魔族を気に入られている

モンくんほどではないですが!許ってはおけない

いずれ私の位置を脅かしかねない存在に昇格など認めません

恋の仇ではありません、魔族を浄化するのは聖剣の役目なのです

たまたま、偶然、モンくんを握って、叩いた!

悪魔だけにあくまでも、然なのです

運命の悪戯といいましょうか、望んで命など狙ってはいません

モンくんは、まったく悪くはないのです!

罪などは一切ございません

計画通りにハゼロモスが握ろうとした瞬間だった

めいなが立ち上がる姿にピィィィ、ガゥゥゥ、ヒナが鳴く

【精霊さん、お気づきになられました?】

もう言い訳のできない、引くに引けない状況!


【モンくんは悪くは無いのです!

聖女の力で強引に召喚されたのです!

リニスカラム、あなたの心変わりを攻めたりはいたしません

弁解の立証に力をかして・・・】

聖剣リニスカラムはベヒゼロットを復活させる為に

自らの力を犠牲にした応えることは、もう出来ない

モンくんを疑っていましたし、頼まれても助けには回るとは思えない

もうこの世の終わりだ・・・あなたの愛が失われることは、モンくんの存在が意味をなくす

めいなは、それは可愛らしい顔でニコリと口角をあげ微笑み返した

【精霊さん、許して下さるのですね】

分かっていました、そこの魔族とは愛の深さが違うのです

天使がおめでとうと祝福する声が聞こえているようだった

だが、モンくんには興味は無かった・・向かう先は、アスゼルロスのいる方向だった

そんな・・・ガーーーーーーーン

『敗北感にモンくんの妬みは増幅されました』


「ふふふ、洋服ね、リリちゃんとひなちゃんの分も欲しいの」

めいなはおねだりをしていた!

「あなたが望むのならアスゼルロスに不可能な事は無い」

条件付けたらいいのに・・・完全にメロメロだった!


【精霊さん・・・・あなたを温めるのは、モンくんの聖なる波動なのです

世界が漆黒に覆われても愛の力で進む道先を照らします】

たしかに暗いと懐中電灯のように使われていますが・・・照らしているのは足元だけとも

そんなことはありません!

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