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呪いの力は好きですか?

『血の雨』アスゼルロスの体が赤く染まり

継続ダメージが発生すると同時に行動不能に

魔族に効果絶大だった追加攻撃で肩に噛みついた

牙が奥まで突き刺さると喉の奥からキューと低い音が

聴覚を奪うほどに空気が震え口の中で黒い塊が溢れだす

液体がビシュッと飛び散り肩から半身を消滅していた

力の差があるうえに聖剣リニスカラムの存在は大きいか

アスゼルロスに何もさせずに致命傷を与えた


一瞬で終わらせ空を仰ぐ、全てが再生される

愛しい人のために命を賭け結ばれた、短い時間だったが

今にして思えば満たされていたBAD ENDだった

最後の選択の瞬間だけを取り戻したいんだ・・・

神を恨んだが・・・虚しい・・すべてが虚しい、

ハゼロモスを失った心の穴を埋めることは出来ない

君が戻らないのなら存在に意味を失くした

新しい選択を知った、それなら全てをリセットすればいい

あの方は約束した再生された世界で再会できると

呪いの竜ベヒゼロットは仁王立ちしていた


絶望的な力を見せつけられたアスゼルロスだったが闇の力を凝縮させていた

頂点を極めた者は敗北を恐れ限界が生まれ滅び去る

我はまだ野望の魔王の座を得てはいないぞ

終わるぬぞ!強い意志が闇の力を引き出し、アスゼルロスは体を修復させた

「我は魔王までどん底からでも這い上がってみせる」

【ベヒゼロット、油断しないで力を取り戻しています】

「大人しく待ってはくれないか」

アスゼルロスは闇のオーラ増幅させているが間に合わないか

『血の十字架』高速の連続攻撃、赤い閃光が同時に放たれ

赤い液体が足元を濡らし行動不能を引き起こし回避は出来ない

相手の攻撃を正面から耐えしのぎ反撃すること好む

回避の選択は無かったのかもしれない

ギリギリまで増幅を試みたがリニスカラムが見逃さない

アスゼルロスの体に赤い十字架が通り抜け4つに切り落とされた

闇のオーラが一瞬で体を修復させるが

行動不能効果は解けていなかった一方的な展開に

攻撃を受け続け修復を繰り返す・・・攻撃の手は止まない

強い意志を持ち続けたとしてもいずれは心が折れるだろう

リニスカラムを手にしたベヒゼロットは強すぎた

だが、非情になれないことをリニスカラムは感じていた

肉の欠片まで消滅させるだけの力を持ちながら

やらないのはいたぶる行為を楽しんでいるのか

そんな人ではないわ、頑なで隙の多い不器用な人

私が守なければいけない、あなたは優しすぎるわ


砕け散りそうな状況だったが体を修復させ続けた

似ているな・・歴代王の意志を持つと伝えられる

闇の炎に挑み体を焦がしながら進んだあの瞬間に

意志を待つ憎悪の炎に弄ばれ、決して辿り着けないようだったが諦めずに藻掻き制した

欲望に負け呪いに堕ちた勇者だ、絶対にチャンスはくる

ニルレルナヴァルム、リムトラ、いずれ王となり雌雄を決る者たちよ

我は、並び魔王となるために決して屈しないぞ

その時、アスゼルロスは魔族に隠されたある条件を達成した


『不死の王冠をアスゼルロスは手にいれました』

少なからず条件を満たしたものはいたが手にした者はいない

なぜか?古代に魔王リィーングトンと共に封印され

取得条件を達成されても取得不能になっていた秘宝

アスゼルロスの王冠が頭上で輝いた瞬間、闇のオーラ効果が跳ね上がる

『血の十字架』の攻撃スキルを闇のオーラが防いだ

【ベヒゼロット、本気を出して油断したら危険よ】

両者は睨み合うとリニスカラムを大地に突き刺すと

アスゼルロスは感じ取ったのか肩を突き出し

ベヒゼロットの体に突進する、足を少し滑らしたが跳ね返した

【ベヒゼロットだめよ、私を使って】

「呪いの勇者よ、本気で戦える相手が欲しかったんだろう?」

「新たな選択を得て憎しみは薄れたが・・・

かつて戦った魔王を思い出す、任務は邪魔をさせない事」

【魔王リィーングトンは私が倒しました、誘いに乗ったらだめ】

リニスカラムの不安が的中したのか、呪いの影響なのか

ベヒゼロットは欲望に支配され、声が届かなくなっていた

呪いの力が跳ね上がり、禍々しい竜の姿に変わっていく

ガウゥゥゥゥ、声をあげ、口の中からドス黒い炎を吹いた


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