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吟遊詩人は好きですか?

ピィイィィィとリリアイが3度目に鳴いた時

温めていた4枚の翼からオレンジ色に近いだろうか

『神龍の卵』から暖かそうな光が漏れていたからだった

ピキピキと小さな音をたて割れひびが横に広がっていく

必死に頑張っているのは振動で分かるが雛は殻を破れない、

何故なんだろう?リリアイが卵の上に乗って温めていたからか

出れないことに気が付いたのか翼の中からピョンと出てきた

鳴いていたのは生まれてくるよと知らせていたようだ

圧し掛かる重みが消え殻が落ちるとガウゥゥと産声をあげた

めいなは、嬉しそうに優しく両手で取り出す

小さな円な瞳が開かれめいなを見つめるとガゥゥゥと鳴いた

共鳴するかのようにピィィイィ、ふぁぁぁぁ、ガゥゥゥゥ

不思議な光景に竜族は固まっていたが

竜の子に似た雛の姿を見て心情が一変させられる

新たな竜王が誕生したのだと勘違いしたのだろう

雛を可愛がる姿にめいなに抱いていた恐も消え

その瞬間、『精霊チャームの加護』が発動する

精霊が竜族に語り掛けていためいなちゃんは好きですか?


『竜族を戦力として扱えるようになりました』

『バシリスクと竜族の信頼度が上場して陣形・連携スキルが使えるようになりました』

グゥーと緊張から解放させてお腹を鳴らすとドドドドと足音が近づいてくる

いつのまにか消えていたバシリスク達が果物を口に銜え

一斉に山々から降りてくると果物を積み上げていった

竜族にバシリスクをトカゲど蔑むものはもういない

山の様に積まれた食料を警戒することなく食べ始めた

皆で仲良く食事をする頃合いを見計らっていたか

エンペンタールンがフワァーフワァーと鳴きながら現れ

めいなは嬉しそうに抱き付くが2匹の雛はめいなの翼の中に隠れた

「あらあら♡寂しいのかな?」

微かに残るエンペンタールンが根元なる力を使用した気配を

雛は敏感に感じ取ったのかもしれない



ニルレルナヴァルムとアトバーレオンを簡単に黙らせた

聖剣リニスカラムの力は勇者ベヒゼロットが所有した事で

吟遊詩人に謳われ語り継がれていった


聖なる光の浄化とは異なる異形の力、聖剣リニスカラム

魔王や冥王が存在を嫌がり怯えた

都市ナイアビロロに聖女が生まれたことで物語は始まる

聖女の奇跡で死に至る病はやがて消え去るだろう

人々は喜んだがある一人の男だけは恋に落ちた

それは叶わない恋になるだろうと人々は言った

男の恋心は醒めることはない、聖女は困り

不憫に思ったか諦めるように難題を条件にした

死に至る病の根元は魔王が作り出しているから

魔王を倒したら病が全て消え去り役目がなくなる

願いを叶えてくれるならあなたの気持にに答えましょう

名だたる英雄が挑んだが返ってこない

それもそのはず相手は不死の魔王だ

攻略は不可能なんだろう、挑む者は誰もいない、

聖女は諦めてくれると考えたが恋が叶うと

男の闘志に火をつけたことを知らない

役目を終え愛する1人の女性へと救うために、

白髪になるまで愛し合い一生添い遂げたい

男は都市から姿を消し聖女は諦めてくれたと考えた

男は初めに酒場に訪れ飲めない酒を酌み交わし

情報を探すうちに仲間に誘われ旅を始めた

真の目的を胸に秘め、目標のため経験を積んだ

痩せた体だったが戦いの中で逞しく変わった

勇敢な男となり利用いようと誘われるが

頑なな態度で誘惑に堕ちず、その姿が聖剣を導いた

主に選ばれた男の名はベヒゼロット

聖剣リニスカラムを手に魔王を破る時は来た

死の大地に立ち 王座で待ち受ける

闇の炎は憎悪の記憶、成仏できない魂、弱点は浄化よ

聖剣リニスカラムの力は生き血のような攻撃

亡者に生前の力を蘇らせ不死でなくなった

我にとってお前は存在していけない武器だ

魔王は呪いをかけるような断末魔をあげて消え

病に苦しむ人々は絶えなかったが聖女は約束が守る

愛は成就されたように見えたが悲劇の歯車が動いていた

癒されなくなった人々の恨みなのか?

魔王の呪いか?神が許さなかったのか?

聖なる加護は消え、聖女ハゼロモスは命を落した

勇者と聖女は結ばれてはいけない定めだったのだろうか?

酒場で謳われ、魔族の耳にも届いていた


「絶対的な力を持つ不死の魔王を倒した勇者、

お前を倒せば、闇の炎を完全に支配できるに違いない

割れの望む最高の相手、必然の一戦だ フハハハ」


「心は神への恨みに満ち溢れ

この姿はおぞましい竜に変わってしまった

最後の願いを果たすため意識を保っているが

時間が全てを忘れさせて完全な怪物になるだろう

勇者に倒してほしかったが、聖剣リニスカラムが戻り

相手は魔族・・神に弄ばれているのか?運命を感じる」


「この一戦を語るものが欲しくはないか?

例えばそこの2匹を生ける証人になるだろう

吟遊詩人が物語の続きを謳う惹かれるだろう?

手出しはさせぬ、アスゼルロスの名において誓おう」


「魔族の語る言葉を鵜吞みにすると思うか?

と断りたいところだが役目は邪魔されるように

足止めしておくこと封印は自然に解かれる」


「良かろう」

アスゼルロスとベヒゼロットの戦いの幕が上がる

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